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悠久の仙人
第六章
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「ここはそのシヴァ神の寺院ですよね」
「はい、それでここにはですね」
 また言ってきたハルジャだった。
「ある方がおられまして」
「ある方といいますと」
「仙人といいますか」
 それだというのである。
「日本ではそう呼ぶんですかね」
「仙人ですか」
「世捨て人みたいな生活をしてですね。ここでずっと暮らしておられます」
「この寺院の中に」
「そうです。長い間一人でここにです」
 暮らしているというのである。

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