八話 年上(1)
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さ、やっぱりもっと大人のお姉さんの方がイイ!そうは思わないか!?」
突如、さっきまで笑い転げていた伊織が熱烈に語り始める。
「こう、なんていうか、ボッ、キュッ、ボンッて感じでさ、大人の色気っての?エミリーみたいなねっとりじゃなくてさ、もっとこう、なんていうかさ!」
一人でクネクネし始めた伊織。
今だに俺の言葉が胸に刺さって抜けないようで、落ち込んでいる友近。
なんていうか、
「なんだこのカオス」
そう呟かずには居られない。
その後立ち直った友近と、平静を取り戻した伊織とで『理想の女』についての話が始まった。
↓以下、伊織、友近、俺の順番のループ。
髭「ロングヘアだな」
モブ「確かにそれは外せないな」
俺「そして、黒だな」
髭「おぉ!それわかる!」
モブ「そんでもって綺麗系だな」
俺「まぁ、お姉さん、だもんな」
髭「そして毒舌!」
モブ「・・・それはお前だけだよ、このドM」
俺「確かにな。俺はどちらかというとSだ」
※主人公は元々自分が『キング・オブ・チキン』と呼ばれイジられていた頃、すこしMに目覚めかけていたことをすでに忘れています。
髭「ぐっ・・・まぁ、彩がSってのは分かるわ。歳は・・・」
モブ「24だ!」
俺「なんでそんな具体的なんだよ」
髭「俺は27までいける!」
モブ「俺は28までだ!」
俺「聞いてねぇよ!・・・ちなみに俺は30までいける!」
髭「それこそ聞いてねぇよ!てか三十路はOUTだっつの!」
モブ「しっかし、そんな人この学校にいねぇぞ」
俺「伊織の言ってた人なら、『ロングヘア』さえ除けば鳥海先生いけんじゃね?」
髭「・・・俺の今までのセリフ、なかったことにして」
モブ「んなことより、これはやっぱナンパしに行くか?」
俺「おいおい・・・なんて名案思いついてやがる」
髭「お前、態度とセリフがあってねぇよ!」
モブ「ふっふっふ、最近思ったんだが、行くならやっぱポロニアンモールのクラブだろ!」
俺「おいおいモブ・・・お前、天才か?」
髭「だから、なんでそんな呆れた顔しながらそんなセリフ言ってんだよ」
結論から言おう。
やはり『大人に限る』。
そこから俺の思考はかわった。
目に入るのは大人びた女のみ。
しかしだ、正直同じ学年にそれを求めるのは無理ってものが・・・
(おぉぉぉ!?)
思わず思考をやめ立ち止まってしまった。
(あ、あれは!『ペルソナ3ポータブル』新キャラの長谷川さんじゃないか!)
彼女がここにいるということは、この世界は『ペルソナ3
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