四話 天然女(ガール)
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のルームになっている。
一棟一棟が広いため、移動に時間はかかるものだが、能力専門系学校の中ではトップの広さと充実性を持っているだろう。
この学校は戦技士(スパルタント)の配属や、能力技師(スキルエンジニア)の配属が主な、目当てとし、能力向上に徹している。
現状、
もちろん能力向上に徹しているのはここだけではない。全ての学校が「能力向上のため」という力に染まっているのである。
実力主義。
学園エリアだけではない。
これが世の中の色(・)になっているのも現実であった。
超能力が使えないものは敗者・使えるものは勝者というように、差別・断裂してしまっている。
イコール、いくら努力しても才能がある奴だけしか世の中に溶け込めない、無能力者の就職率は低くなり、テロリストの増加・チームの結団が多くなって不安定な社会になっているということだ。
だから学校で能力向上の時間割(カリキュラム)が増えている。
科学技術国立高等学校はそういうところはとても充実している。
・・・
「私たちはもう行くから、校舎のなか見回ったら?」
と加奈は言ってくれたが、言われずとも行く予定であった。
いった通り、広翔は高校見学に来てないため学校の中身を全く知らない。
色々と興味がある。
杏里はつけたしで、
「広いから気をつけてね」
と笑顔でお世話臭く言ってきた。
「あたしなんか迷ったこともあったんだから」
・・・俺に注意深く呼びかけるように言っているっぽいが…
(こいつ…本物だ…)
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