十四章 幕間劇
烏と雀×洗濯と腕ならし×新たな恋人
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ック爆弾とかにも慣れて使うし。
「雀は、本当に烏の事が好きで、信頼してるな。それにヤバい時はいつでもかけつけるさ。俺達のは銃の種類が豊富だからな」
「うん、もちろんだよ」
「二人と八咫烏隊がいれば、一葉も安心だな」
「へへー!公方様のことは、雀たちがしっかりとお守りするの。それが雀たちのお仕事だもん。でも、お空のは無理かも」
「空からの敵は俺達の敵だからな。地上は任せるよ」
「うん!でもねー、公方様を守るのが優先だけど、もしも雀に余裕があったらお兄ちゃんの背中も守ってあげるの」
「俺の背中?」
「お兄ちゃんは皆の大切な人なの。皆の大切な人は雀の大切な人なの。お兄ちゃんは雀の大切な人なの!」
ここまでストレートに言われてしまうと嬉しいけどな。
「まあ、その時が来たらな。俺にはこれがあるし」
言いながら翼を展開させる。6体12枚の金色の翼だ。普通の天使の翼は白色なんだけど、俺は神なのか白ではなく金らしい。
「わあー!翼初めて見たけど、凄くきれーい」
「俺の真の姿その1だけどな。その2は黒い巨神兵みたいになるけどね」
と話していると洗濯が終わりそうだったので、少し太陽光を吸収してた。そしたら、雀の下着も洗うということで脱いでしまったらしい。
「じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ、お洗濯ー♪ぴかぴか、ぴかぴか、綺麗になあーれ♪ふう、おしまーい!」
小さな下着を洗い終えると、雀はどこからか取り出した着替えに袖を通していた。さてと、船からの連絡で注入完了したらしいので、吸引するホースを川から引き揚げてから空間にしまった。何か忘れ物がないか見て回ると、何か白い物があったので拾ってみた。
「この白いのは雀のか?」
「んー?あ!よかった!これ、お姉ちゃんの下着!」
「そうか。よかったな」
一応俺も男なんだから警戒してほしいものだ。現代なら逮捕されるかもしれない。
「帰って早く干さないと、明日の出発まで乾かないの!お兄ちゃんも早く早くー!」
と言って行ってしまったので、雀について行く。乾かなかったら、俺の翼から太陽光を注げば乾くと思うし。
「ふわー、お腹空いたね。今日の夕餉は何にしようかなあ」
「たまには肉料理も食ってみたいなー」
本当はハンバーグと言おうとしたが、ここでも横文字は通用しないんだったな。南蛮人であるエーリカでも分かるかどうかだな。似たようなものはあると思うけど。で、話ながらの帰り道だったけど、雀がふと足を止め、空を見上げた。
「ん?」
顔を上げると、空中では数十羽いると思われるカラスが、一斉に同じ方向に飛んで行った。
「お姉ちゃんが来てる!」
ふむ。いるな。この辺りに。風の精霊が教えてくれた。雀には
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