十四章 幕間劇
烏と雀×洗濯と腕ならし×新たな恋人
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ろに潜らせてから放置。水はたくさん使うから、しばらく放置だなと思い雀がいたところに戻るけど。
「洗濯、手際がいいが、家事は得意?」
「うん!雀たちには家来や家臣がいないの。だから、なんでも自分でやらないとならないんだよ。お姉ちゃんは戦場を下りるとぼーっとしてるから、その分雀ががんばるの。戦闘ではお姉ちゃんには勝てないから、その代わりだよ!」
「料理や掃除も雀が?」
「うん!あ、今度、雀の手料理食べさせてあげるね!」
「俺も掃除・洗濯・料理は得意だ。そのときは、俺の手料理をご馳走しよう。ちなみに得意料理は日の本の料理から南蛮の料理まで得意だけど、雀の得意料理はなんだ?」
「へえー、お兄ちゃんってなんでもできるんだねー!私はおにぎりとたくあん!ご飯だけじゃなくて、お魚だって焦がさずに焼くのは得意だし、お味噌汁だって美味しいんだよー!」
詳しく聞くとそこまで器用ではなさそうだ。で、吸引までまだしばらくかかりそうだから、雀の洗濯を見ていた。
「じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ、お洗濯ー♪ぴかぴか、ぴかぴか、綺麗になあーれ♪」
メロディがあってないような鼻歌を歌いながら、雀は楽しそうに洗濯をしている。
「その歌は、雀が作ったのか?」
「うん!これを歌いながらお洗濯すると、洗濯物が綺麗になるんだよ」
「じゃあ、音は俺が作ろうかな。暇だし」
と言って空間から取り出したのは、ギターだった。そして、さっき雀が歌っていたのを俺なりにアレンジを加えたら完成したので、雀が歌ってみた。
「じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ、お洗濯ー♪ぴかぴか、ぴかぴか、綺麗になあーれ♪」
歌いながら、俺はギターを弾いたら雀に褒められた。次は俺も歌えとのことなので、俺も弾きながら歌った。
「じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ、お洗濯ー♪ぴかぴか、ぴかぴか、綺麗になあーれ♪・・・・はいっ!」
「じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ、お洗濯ー♪ぴかぴか、ぴかぴか、綺麗になあーれ♪・・・・どうだ?」
「うまいよ!すごくうまい!」
「ところで明日の準備はできているのか?」
「うん!でも、心の準備はこれからだよ」
「緊張している?」
「八咫烏隊は、この前の二条館の防衛で初めて鬼と戦ったの。だから、鬼とは戦い慣れてないから・・・・。ちょっとだけ不安なの」
珍しく、雀が弱気になるけど。
すぐに表情を明るくして、小さな拳を軽く胸元を叩いた。
「だけど、八咫烏隊にはなんたってお姉ちゃんがいるんだもん。だから、きっと大丈夫!それに黒鮫隊だっているんでしょ?」
烏のことを語る雀の瞳は、いつだってキラキラと輝いている。あと黒鮫隊も八咫烏隊と似たようなもんだが、銃の種類が違うからな。それに時限爆弾とかプラスチ
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