十四章 幕間劇
懺悔室×雫の想い
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ね、一真様」
「それほどのことはしてないよ。こういうことは、上司の俺には言えないことなんだろうな」
「ですが、まさかころさんにあんな悩みがあったなんて・・・・」
「ころは、自分が思っている以上に優秀な将だからな。古参だし」
「はい。ひよさんと同じく古参ではありますし、新参の私も立てて下さいますし・・・・。一真隊の統率が取れているのは、ころさんのおかげだと思います」
「ええ。それに、私たちにも何かと親切にしてくださいますし」
「それもそうだけど、俺もだけど何より・・・・」
「「料理がうまい」」
「ころさんもですが、ハニーのも絶品ですわ。少し味が濃いですが」
「はい。一真隊に加えて頂いてから、食事の環境が良くなったと姫路衆の皆も喜んでいますし・・・」
まあ、俺の料理は二つ名があるくらいだしな。別名女殺しだし。IS世界に行くまでは、料理は奏に任せっきりだったんだけど、IS世界からは料理のスキルが上がったからな。で、次の人になったので聞いたあと、スッキリした足軽が出てったあとなんだけど。
「故郷の料理が食べたいか」
「遠征も長くなっていますからね。里心が付くのは仕方がないかと」
「その辺りも調整が必要だな」
一真隊でその話が出ないのは、俺かころが料理がうまいからだろう。それに、俺はよく洋食=南蛮料理を作るからな。故郷よりそっちのほうが珍しいのかもな。
「そうですわね。余裕のあるうちに、故郷の食事会でも開いてみては?」
「提案してみるか。故郷の料理を教えてくれたら再現できそうだし」
小谷には市もいるからな、尾張辺りの料理は知ってそうだし。
「では次の方、どうぞ」
「失礼します」
「し、詩乃殿!?」
「しっ。聞こえるだろう」
「あ・・・・は、はい・・・・・」
「ようこそいらっしゃいました、迷える子羊よ」
「ここで告白した全ての罪は、でうすの名の下に許されるでしょう。そして、誰にも明かされる事はありません」
「さあ、全てを吐き出すのです」
「・・・・・・・・・」
あー、この沈黙はバレているかもな。雫は心配してるようだけど、梅は軍師が二人もいらないとか言ってたがそれはないのだろうな。あと、雫はまだ詩乃と話すときは緊張するんだと。
「どうも最近・・・・」
「っ」
「一真隊の中でも・・・・」
「・・・・・・っ」
聞こうとしたが、俺の勘によって耳を塞いだ。これは俺が聞くべきものではないと判断してイヤホンで音楽を聞き始めた。あと梅と雫は、俺が小さいがためにどうしようとしてたらしいが、俺が耳にはめていて何も聞こえない状態になったのでホッとしたようだ。ついでに、俺は雫の肩から後ろを向いた。たぶんこ
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