十四章 幕間劇
武器の手入れ
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」
「ちょっ、マジか!?」
「そういえばそうだっけ・・・・?小夜叉も来ればよかったのに」
「うぅぅ・・・・・」
「参考になったやもしれんのにな」
「テ、テメェ・・・・!」
「にゃ?小夜叉も祝言挙げるですか?」
「挙げるわけねーだろバカか!」
市の祝言呼んでほしかったと言ってたが葵が来てたんだと。そのお供で来てたのではと聞かれると、覚えてないそうだと。
「で、小夜叉は綾那を祝言に呼んでくれるですか?」
「だからそんな予定ねーって言ってるだろ馬鹿か!」
「むぅ・・・。綾那が祝言を挙げる時には呼ぼうと思ってたのですが」
「・・・・い、いるのか!?相手」
「いないですよ。でも、綾那は本多家の当主ですから、いずれは婿取りもしなくちゃダメなのです。お母さんも呼んであげるですよ」
「ふむ。なら楽しみにしておいてやるか。・・・・負けておれんな、クソガキ」
「だ・・・・っ、誰が!!!」
言いながら市は綾那の祝言の時は行くそうだ。ところで、今更だが祝言ってなんだと思いスマホで調べたら結婚式だそうだ。で、綾那は小夜叉が祝言の時に呼ぶかと聞かれていたが、呼ぶそうだ。市は無論だと。
「ワシと一真はどうじゃ」
「・・・・・・っ!」
「桐琴は棟梁なんだから出なきゃダメでしょ」
分かっていて言ってるよな、絶対。
「そうじゃな。なら、一真はどうじゃ?」
小夜叉は予想通りキレたけどね。で、市は桐琴にやらないかと言ってたけど。ようやく脱線した話をもとに戻したけどね。もちろん武器の手入れは終わっていないと。で、四人で武器の手入れを始めてた。俺はもう終わったから、暇つぶしに刀を出していろいろと擬態で形を変えたけど。市の武器であるのは、ひよがお土産に買ってきた物らしいがお気に入りらしい。
「そういうの、手持ちの武器って不便だよねー。その点、市は殴るから安心だよ!」
「俺の武器もな。俺のは手入れしなくても一刀両断できる斬れ味を持っているからな。あとこの銃もな。近距離から中距離攻撃ならな」
「そういうのはうらやましいです」
すると、小夜叉は拳より槍の方がいいんだと。人間無骨で串刺しのほうが好きとか。十人纏めて串刺しか。俺のも出来るけどね。あと綾那も市も自然に森親子の会話についていけてるな。
「よし出来た!このくらい研げりゃ、五十匹は余裕だな!」
「小夜叉が五十匹なら、市は何匹にしよっかなー」
「オレは五十匹が余裕って言っただけだからな?本気だしゃ、もう二十匹や三十匹・・・」
「黙れクソガキ」
「お、おう・・・」
桐琴が怒るのはしゃあないことだ。それを言ってる時点で油断しているからな、せめて百匹くらい狩らないとな。
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