十四章 幕間劇
小谷城の仕来り再び
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「まあな。で、今見ているのは妻の順番だから1番最初のところは必ず奏になっている。次からのは、妻になった順な」
「愛妾はまだ少ないけどこれからどんどん増えそうよね」
「まあ、麦穂とかも加わるかもしれないな。加えたら教えるけど」
ノーパソを閉じてから空間にしまったけど。
「でも、愛妾でも順番を決めないといけないのよ」
「それについても問題ないだろう。この世が落ち着いたらそうなるようにしないといけないのだが」
この世が落ち着いたらの話だが、今のところ7割が破滅に進むと思う。前にドウターが現れたし、順番なんて関係ないだろうよ。とりあえず、今のところ久遠や結菜みたいに夫婦の営みは一葉と双葉と三若だけだと言ったあとに風呂の準備ができたとか。なので、向かったのだが何やら久遠が恥ずかしがっている。
「お、おい・・・・本当にするのか・・・・!?」
「当たり前でしょ。何しにここまで来たと思ってるの?」
「そうだぞ。市のために用意してくれたんだからな」
湯煙には、楽園だったけど。
「うぅぅ・・・・。あまり見るんじゃない」
市のおかげで、三人で寝ることも出来れば、三人で風呂も入れる。俺は、もう女の裸など見慣れているけど、一応腰にはタオルを巻いている。でも風呂の中はルール違反だから、頭に乗せているけど。
「いいじゃない。減る物じゃないし」
「減る・・・・気がする」
「具体的には?」
「な、何かがだ!」
素直な結菜もかわいいが、いつも久遠をからかっているほうが可愛いかな。何かがって言ったから結菜に聞かれたが、俺は見慣れているからとな。それに今更隠したって、情事したことのある者のは見ているから。
「そういえば、前にも二人は小谷で一緒にお風呂に入ったって言ってたわよね」
「ああ、そういえばそうだな」
「三人のお風呂はいつかやろうと思っていたけど、まさか小谷で出来るとは思わなかったわ」
浴槽にゆったりと身を沈めながら、結菜は上機嫌だ。美濃の屋敷でも三人での風呂は出来なかったし、やりたかったんだろうな。
「んー、何くっついているんだ?結菜」
「恋人でもいいじゃない。それに久遠も」
「そ、それはだな!」
「とか言ってる結菜も機嫌良すぎないか。何というか、はしゃぎすぎているというか」
「だって、嬉しいんだもの」
「あー、今までは美濃で待っていたけど、これからは待たなくてもいいとか」
「正解。ふふっ、一真にはなんでもお見通しね」
といって、さらに密着したけどな。その間ゆっくりと浸かっていると、外から市の声が聞こえた。着替えを置いておくことと、布団は何組と聞かれたから結菜と俺は声がハモって一組でと言った。
「ちょっ!一組の布
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