十四章
結菜と合流×恋人について
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何番目なのーっ!?」
「それはですね・・・・・」
と言いかけたら、後ろから久遠様が来ました。
「久遠!」
「久しいな、結菜。息災であったか?」
「お陰様でね。久遠はどう?ちゃんとご飯食べた?ちゃんと眠れてた?・・・あ。あなたちょっと痩せちゃってるじゃない!ご飯食べてないんでしょ!」
矢継ぎ早に言葉を繋いだ結菜様が、久遠様の身体を抱きしめてあちこち触る。一応私たちもいるんですけど、二人だけの世界に入ってますね。
「こ、こら!そんなこと、今はどうだっていい!」
「良くないわ!」
「「良くないです!」」
久遠様の言葉に私と桜花と結菜様の言葉がハモリました。
「隊長の代わりですが、恐らく隊長も仰いますけど、久遠様が大切なのは変わりません。食事をとって、しっかり睡眠をとって。休息をしておかないとダメだと思います」
「沙紀さんの言う通りよ!あなたはもうちょっと自分自身を大切にしなくちゃダメ!んもう、来て良かった。・・・・私が来たからには、ぶくぶく太るぐらいにたくさんご飯を食べさせるんだから!」
「ふ、太りたくはない・・・・んだが・・・・」
何か久遠様が私を見る。まあ、私や桜花は決して痩せてはいないし太ってもいない。食べた後は、トレーニングしたりしてるし、カロリー計算した物を食べてるから。
「一真だって、痩せこけた久遠より、ちょっとふくよかな方が好きよ、きっと。男ってそういうもんだから」
「そうなのか・・・・?」
「私に聞かれても困りますが、痩せすぎは不健康ですので、食事をしてしっかり体力をつけた健康な久遠様の方がよろしいかと」
「・・・・な、なら。ちゃんと・・・・食べる」
「約束だからね?」
「・・・(コクッ)」
頷いた久遠様に納得したのか、話題を変える結菜様。
「それで、鞠ちゃんのことだけど・・・・」
「ああ。鞠が一真のために。日の本のために鬼と戦うというのなら、その資格は充分にある。それに我も結菜も今現在は愛妾止まりだ。だから順位とかは無しで一真は平等に愛してくれるだろう。そうだろ、桜花に沙紀よ」
「はい。隊長は断る理由はありません。それに形式では我々の方が上ですが」
「私たちはそんなことを考えたことはありません。それに隊長もこう仰います。順番は関係ないんだ、形式は恋人であろうが俺は平等に愛してやると」
「じゃあ鞠、一真のお嫁さんになって良いの?」
「うむ。鬼と戦うため、一真の背中を守ってくれ」
「うんなのっ!」
わーい、と両手を挙げて嬉しさを爆発してますが、かわいいですね。思ったら桜花の手にはカメラを持っていた、いつの間に鞠さんの笑顔を撮影したのですかね。
「ふむ・・・・ならば私も手を挙
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