十四章
結菜と合流×恋人について
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お家流は雷閃胡蝶」
「なるほど。ですが、なぜ、ここにいるのです。これから行くのは戦場ですが、もしかして好きな隊長と一緒に戦いたいとそう仰るのですか?」
「まあ、そういうことだけど。あなたたちは一真とどういう関係なの?」
「結菜様は隊長の恋人または愛妾でしたね。私と桜花と空にいる結衣は隊長の妻になります。ここでいうなら側室といいましょうか」
「妻!ということは、私より上ってことなの!」
「まあ、そうなります。隊長は本妻である奏さんとの結婚記念日のために戻られました。なので、一時的に私たちが一真隊の指揮をしております」
「結婚記念日。なるほどね。それは大事な記念日だしね、でもあなたたちはいいの?」
「はい。いつもいますし。それに隊長は妻全員を合わせれば60人くらいいますから。私たちを黒鮫隊の女性隊員も入れると166人になりますね」
人数を教えるとなぜかみなさん固まってしまいました。
たぶん、妻の人数を言ったからでしょうか。
「さすが、一真様ですね。女心を分かるのは、それでだったのですか」
「とは言っても、告白をしたのは隊長側からではないのですよ。ほとんどが、女性側から告白をされたので」
「それは、凄いですね。一瞬一真様は女誑しなんだなと思ったけど違うんですね」
「んむぅ〜・・・・むにゅむにゅ・・・・・ふぁ〜〜ふぅ・・・・もう、みんな何騒いでいるのぉ〜〜・・・・??」
荷駄で大の字になって昼寝をしていた鞠さんが、騒動を受けて目を擦りながら起きてきた。
「すみません。起こしてしまいましたか、鞠さん」
「むにゅむにゅ・・・・もう越前?・・・・あれー?わーい結菜だー!」
「鞠ちゃんおはよう。二条館では大活躍だったって聞いたわよ?凄いわねー」
「うん!鞠ね、一真と一緒に頑張ったの!」
「ここにいないけど一真を守ってくれてありがとうね。私の大切な人を守ってくれて」
「えへへー。でもね、鞠は一真の嫁になるって決めているから、そんなの当たり前なの!」
「・・・・・・・・・・・・・・・嫁?」
あ、そういえば久遠様の宣言があったからか。愛妾になりたいと言い始めた人たちがいましたね。ジロッとこちらを睨みますが怖くないですね。私は結菜様より上の側室なので。
「鞠、一真のこと好きだもん。一真のために鬼と一緒に戦うんだから、鞠、一真のお嫁さんになれるんでしょう?」
「ええ、そうですよ。鞠さん。ただし、嫁ではなく愛妾ですけどね。正確には恋人ですが」
「沙紀さん、一真の恋人は何人くらいと言ってたの?」
「えーとですね。1番目は久遠様、2番目は結菜様で、3番目は足利一葉義輝様で、4番目が足利双葉義秋様になっております」
「鞠はっ!?ねぇ鞠は
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