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転生とらぶる
コードギアスR2
0634話
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の侵攻だと思っていたんだが。いや、待て。良く考えればシャルルがわざわざ中華連邦と手を結んで共同歩調を取るなんて事をするか? いや、もし本当にシャルルが行動を起こしたというのなら、国土の半分近くを失い、更には前回の侵攻で多くの戦力を失った中華連邦は相手にする事無くこっちに攻め込んできそうだが……そうなると今回の件の首謀者はシュナイゼル、か?
 確かにその可能性はある。この侵攻に威力偵察以外にどんな意味があるのかは想像も付かないが、それでもシャルルが行動を起こしたと考えるより、シュナイゼルの方がらしいと言えばらしいだろう。
 そんな風に考えていると、黙っていた俺に焦れたのか再びスザクが口を開く。

『アクセルさん、返答を』
「返答? ああ、首謀者云々だったか。……お前、それを本気で言っているのか?」
『……当然です』

 答えるのに間があったな。となると、後ろめたさはあるって事か。そうなると、このやり取りは全世界に公開している以上有効に使わせて貰おうか。

「なら聞くが、本当にブリタニアはギアスという能力やギアス響団に関係していなかったと?」
『はい』

 ほう、今度は間が空かなかったな。だが……

「それは真実だな?」
『当然です』
「なら、お前のかつての主でもあるユーフェミア・リ・ブリタニアの名に於いて誓えるな? ギアスとブリタニアは全くの無関係だと」
『そっ、それは……』

 俺の言葉に、息を呑むスザク。それはそうだろう。スザクはブラックリベリオンの時にV.V.からギアスについて教えられているし、更にはシャルルからも詳しい話を聞いている筈だ。それなのにユーフェミアの名に於いて誓えと言ったところで、スザクがスザクであるが故に誓えないだろう。
 そして、当然この映像を見ている者も同じように感じる筈だ。コーネリアが放送で告発した、ブリタニアとギアスの関係は真実であったと。そして人体実験をするような違法な研究をブリタニアは行うと。
 今の後ろめたい顔をしたスザクの映像を見て、それに異を唱える者はほぼいないだろう。

「どうやら答えが出たようだな。これでお前達の侵略の正当性は失われた。さっさと引き返して貰おうか」
『……それは、出来ません。ギアス響団の件は横に置いておくとしても、オデュッセウス殿下を貴方達が掠ったのは事実ですから』

 おい、勝手に横に置くな。いやまぁ、ユーフェミアの名に於いて誓う事が出来無い以上はしょうがないんだろうが。

「オデュッセウスを俺達が誘拐したと? なら、何で建国宣言の時に大人しくしていたんだ? あの映像が全世界に放映されているというのを知っていた以上、何らかの行動を起こしてもおかしくないと思うが?」
『それは……恐らく、何らかの手段でオデュッセウス殿下を大人しくさせていたので
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