コードギアスR2
0634話
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うちに確保しておけば後々こちらが有利になるだろう。
……まぁ、その場合はランスロット・アルビオンとか紅蓮聖天八極式がこの世界では誕生しない事になるが……
あぁ、後はモルドレッドの捕獲だな。正確にはアーニャの捕獲。より正確にはマリアンヌの捕獲か。戦闘中に色々とアーニャを操って掻き回されても困るし、それ以外にも暗躍されたりしたら面倒だ。
ただ、人の心を渡るというギアスがある為に人間を近づける訳にはいかないだろうが。
後は、これからの事を考えてブリタニアの戦力を出来るだけ減らしておくという辺りか。特にナイトオブラウンズのジノ辺りを撃墜出来れば文句無しといったところか。
そんな風に考えていると、やがてブリタニア軍の中からランスロットのみが前進してくる。どうやら最終勧告といった所か? だが……お前が出て来たのは致命的だったな。
『アクセル、どうする?』
何なら自分が出て行くと言外に告げてくるコーネリアだったが、それに首を振る。
「いや、俺が行く。……マリュー、俺と向こうの通信映像を流すから、この戦場にいる機体に映像を流してくれ。それと、陽光を通して世界中にも」
『……また何か悪い事を考えてない?』
どこかジト目を向けてくるマリューだったが、すぐに俺の指示を実行に移す。
そして準備が完了したというマリューの頷きを確認してからニーズヘッグをシロガネの甲板から飛び立たせて前へと進める。
戦場で向かい合うニーズヘッグとランスロット。大きさとしては圧倒的にニーズヘッグの方が上だ。OGs世界では小型機と表現すべきニーズヘッグだが、それはあくまでもPTやAMと比べての話だ。基本的には5m前後のKMFと比べれば、15mのニーズヘッグは巨体にしか見えないだろう。まさに大人と子供程の差がある。
『……アクセルさん、お久しぶりです』
最初に口を開いたのはスザク。オープンチャンネルでナイトオブラウンズ専用のパイロットスーツを着た姿が映像モニタへと映し出される。
「ああ、久しぶりだ。ナイトオブラウンズか。随分と出世したようだな」
『ええ、おかげさまで』
「けどそれを自慢する為にわざわざここまで来た訳じゃないだろう?」
『そうですね。自分は現在ナイトオブセブンとしてこの場にいます』
「なるほど、話を聞こうか」
『陽光を名乗る勢力と、シャドウミラーを名乗る勢力。この2つの勢力は、ギアスという虚構の存在を作りあげ、更にはその原因をブリタニアへと押しつけた。この所行は断じて許されるものではない。よって、責任者の引き渡しを要求します。また、アクセルさん達にはオデュッセウス殿下を誘拐した疑いもあります。同様にこの件に関わった者の引き渡しを求めます』
……ん? てっきりギアス関係でシャルルの怒りを買って、その結果
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