飲んじゃった話×2
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ふぃ〜、やあっと宿屋着いたー! あ〜ノド渇いたっ。……お? こんなとこに飲み物が!いただき〜♪ ぐびぐびっ」
「ちょ……、何やってんのルーネス! 人様のかもしれないでしょ?」
「い〜じゃんレフィア〜、テーブルに誰もいないんだしさー」
「席を外してるだけかもしれないよ、しょうがないなぁルーネスは」
「にゃんだよアルクゥ! おとーとが兄ちゃんに口答えすんじゃにゃい!………ひっく」
「お、弟って……? そりゃ僕と君は幼なじみだけど、何で今さら」
「 ────おいルーネス、そのコップをこちらに渡せ」
「イヤじゃー! いんくずの云うことはききましぇ〜ん、ひっく!」
「いいから渡せッ。(クンクン)────やはり、入っていたのは酒だ」
「はぁ?! そういえば瓶も置いてあるわ……、どうりで口調もおかしくなってるわけねっ」
「ふにゅ〜、みんなも飲むくぁ〜? ぐびぐびっ」
「あぁ、瓶の中身まで……!」
「馬鹿者、それ以上よせッ」
「なんだお〜、ひったくるなお〜、いんくずも飲みちゃいの〜?」
「"くず"じゃないだろう………」
「あぁルーネス、顔紅くなっちゃってる……。と、とにかく宿の主人に事情説明して、戻って来るかもしれない人にお金渡しといてもらおうよ」
「それがいいわね、飲んでた人に鉢合わせしない内に部屋に入っちゃいましょ!……ほら、行くわよルーネス!」
「わかったぜぇレフィア〜、"はぐ"してほしいんだな〜? そおれぇ、はぐはぐ〜♪」
「 ─────何でそうなるのよ!!」
「 ぐはぁっ 」
「今のは蹴り飛ばされても仕方ないね……」
「とりあえず、酔いが醒めるのを待つしかないな」
宿部屋で落ち着こうとする4人だが────
「アル〜、兄ちゃんがおまえをずぅーっと守ってやるからにゃ〜?」
「うわぁ?! ルーネス、抱き付いてこないでよ…! それに僕、もう君に守られなくたって大丈夫なくらいになってるんだからね!」
「 ───ゔぅ、アルは兄ちゃんをキラいになったんだな……! 弟の成長を素直に喜ぶべきなんだろうけど………兄ちゃんさびしい!!」
「わっ、く、くるし……?! 抱き締めないでぇ〜! レフィア、イングズ、助けてよー!」
「………ただでさえおバカなのに、拍車掛かってるわねっ」
「ほら………アルクゥから離れろ、ルーネス」
「 ────あ、じゃあおれ、アルクゥの兄ちゃんやめてインクズの弟なる! 兄しゃ〜ん♪」
「……クズじゃないと云ってるだろッ」
「はぁ、助かった……。でも僕のお兄ちゃんをやめられるのは、ちょっとさみしいかも……?」
「アルクゥったら、こんなおバカなお
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ