飲んじゃった話×2
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兄ちゃんなんて持たない方がいいわよ? せっかく頭いいのに、どんどん悪くなっちゃうわよっ」
「なんだとぉ〜? じゃあレフィア、おれのねーちゃんなってよ! それとも妹がいい〜?」
「どっちもあり得ないし、ごめんだわ!!……あたし、別室で休むわね。あとは勝手にして頂戴っ」
「僕も読みたい本あるし………失礼するね」
「なんだお〜レフィ、アル!一緒の部屋で寝ればいいじゃんよ〜!」
「 ────私も別室で、武器の手入れといくか」
「インクズまで〜? 1人にしないでくれお〜っ」
「知らん、置いてあった物を不用意に飲んだお前が悪い、1人で酔いを醒ましてろ。……それと、"クズ"ではないからな」
「んじゃあ、グズグズ〜?」
「 ────もう勝手に云ってろ」
「わあん、行かないでくれお〜!───うっぷ、吐きぞぉ゙っ」
「何……? ちょ、ちょっと待て、何か容器を────ゴミ箱、これを使え」
「うぅ゙〜……っ」
「ほら、ベッドの方に座れ。……背中、摩ってやる」
「う〜ん………やさすぃ〜なぁぐずぐずはっ」
「 ────もう何とでも云え」
「 むにぃ〜〜っ 」
「おい………人の頬を両手でつまむなッ」
「笑えよぉ、イングス〜、いっつもムッツリしてないでさぁ?」
「……いらぬ世話だ、手を放せ」
「 ぐりぐり〜♪ 」
「 ────いいだろう、こちらもつまみ返してやる」
「んなっ……?! こんなろ〜!」
「 ……… フフ 」
「あ……、今わりゃった??」
「 ────笑ってない、お前が頬をつまんでるせいだ」
「ぬ〜……、なりゃこれでどおだ! くすぐりの刑〜〜っ」
「………笑えんな。罰として、くすぐり返し」
「うひゃひゃひゃ!? やっ、やめ……っ! ぎぶ、ぎぶ〜〜〜?!」
「 フフ ……… 」
「ひぃ、ひぃ……やっぱ、笑ってるだろ……っ」
「 ───笑ッ、てない」
「イジはるなよぉ」
「………何故そこで私の頭を撫でる」
「イングズはエラいな〜と思ってさぁ、いっつも冷静でいられて………おれにはマネできねー」
「 ────今の私が冷静に見えるなら、お前の目は節穴だ」
「 へ……? ぬあっ、なんで片手横にしておれの両目覆うんだ??」
「お前はもう寝ろ、これ以上戯れていると────酔いが醒める所ではなくなりそうだ」
「う〜ん、おれは遊び足りねーなぁ」
「いいからベッドに横になれ。ほら………お休み、ルーネス」
END ────展開異なるオマケ ↓
私的用事で1人宿屋を離れて戻って来たら………
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