暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
思い出の風景を、ここに
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だが」

俺がアーチャーに声をかけるとこちらに振り返った

「お前がそうなるのはもう確定しているんだ。だからこの世界のあいつを殺したって意味はない」

「知っていたのか」

「だけどな、あいつはまだ大丈夫だ。運命の魔術師として保証してやるよ、あいつの運命は決まってない」

「では、私にどうしろと」

「その道を後悔しているのならあいつに道を示してやれよ。それがたとえ出来なくとも、誰かに託せ。そしてあいつに気づかせてやれよ、皆を救うことはできないと」

「...できるかね」

「できるさ。そう信じるならば。これも保証してやる。......そろそろ時間だ、俺は行くよ」

蒼炎の身体が段々と薄くなっていく

いや、全てが薄くなっているのか

「蒼炎」

蒼炎がカケラを紡ごうとした瞬間に

「ありがとう。がんばってみるよ」

といい、振り返らずに歩き出した

ーーああ

ーーさて、俺も頑張ろうか

意識が薄まって行く

しかし、この思いだけは



俺が望む世界はただ一つ




次第に世界がクリアになって行く




夜空には満天の星々



ーー蒼炎くん!

「助けるよ。俺は....そのために力を望んていたのだから」




かくして再び航海者はカケラを渡った




渡った先に見えたのは結界、それと今にもやばそうな友達




「させるかあああああああああ」

<スタンバイ・レディ セットアップ>

空に輝くは蒼色の極光

それは流星のように空を駆けていく







ここに、一つの物語が終わりを告げた


さあ、新たな物語を紡ごうか



第二章 完
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