第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
思い出の風景を、ここに
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
だが」
俺がアーチャーに声をかけるとこちらに振り返った
「お前がそうなるのはもう確定しているんだ。だからこの世界のあいつを殺したって意味はない」
「知っていたのか」
「だけどな、あいつはまだ大丈夫だ。運命の魔術師として保証してやるよ、あいつの運命は決まってない」
「では、私にどうしろと」
「その道を後悔しているのならあいつに道を示してやれよ。それがたとえ出来なくとも、誰かに託せ。そしてあいつに気づかせてやれよ、皆を救うことはできないと」
「...できるかね」
「できるさ。そう信じるならば。これも保証してやる。......そろそろ時間だ、俺は行くよ」
蒼炎の身体が段々と薄くなっていく
いや、全てが薄くなっているのか
「蒼炎」
蒼炎がカケラを紡ごうとした瞬間に
「ありがとう。がんばってみるよ」
といい、振り返らずに歩き出した
ーーああ
ーーさて、俺も頑張ろうか
意識が薄まって行く
しかし、この思いだけは
俺が望む世界はただ一つ
次第に世界がクリアになって行く
夜空には満天の星々
ーー蒼炎くん!
「助けるよ。俺は....そのために力を望んていたのだから」
かくして再び航海者はカケラを渡った
渡った先に見えたのは結界、それと今にもやばそうな友達
「させるかあああああああああ」
<スタンバイ・レディ セットアップ>
空に輝くは蒼色の極光
それは流星のように空を駆けていく
ここに、一つの物語が終わりを告げた
さあ、新たな物語を紡ごうか
第二章 完
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ