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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
思い出の風景を、ここに
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「大丈夫....といいたいところだけど。正直なめてた」

倒れているバーサーカー、いやヘラクレスを見る

「最後の最後まで自分のマスターの力となろうとしたあんたは正真正銘の英霊だよ。素直に脱帽する」

最後の一撃、あれは本来使えないはずの|射殺す百頭≪ナインライブズ≫の真名解放だった

おそらく令呪の命令を「絶対に負けるな」と解釈することでむりやり使ったのだろうか

「君の剣は澄んでいるな.....初めて本物の明鏡止水というものを見させてもらった。もし私がセイバーならば、互いにもっと競いあえただろうか」

死に際になり、聖杯からの呪縛がうすまり理性が残ったようだ

「バーサーカー.....待って」

「我がマスターよ....あなたは優しい方だ。どうか.....」

「あ....」

何かを言い残そうとしたとき、バーサーカーの体は霧散した

「うーーーーーん。うぁ......」

それと同時にイリヤスフィールも事切れるように倒れてしまった

そして

「くはっ.....やばい」

ーー......ち....

「蒼炎、大丈夫かね?」

ーー.....ー....ん........

ノイズが走ってる

「や...ばい...かも。とりあ....イリヤスフィール....を士郎のところへ....」

ーー.た.......て

これはノイズなのか?

「まだ凛はこの森から抜けてないようだ。肩をかそう、立てるか?」

俺にはアーチャーの声がだんだんと聞こえなくなっていた

ーーたす.....て

ノイズじゃない...?

「おい、しっかりしろ!」

なんだ、なんなんだ?

ーーそう.....くん

イメージが朧げに浮かんでくる

これは...目の前にハンマーを持った奴がいるのか?

「おい、死ぬな!」

走馬灯なんかじゃない、もしかしてこれは

ーー助けて、蒼炎くん!!

「なのは....声が聞こえた」

「!?大丈夫か!」

アーチャーはイリヤスフィールを背負いながらもこっちに手を伸ばしてきてくれた




だが俺は首を横に振る



「なぜなのだ!?」

「説明している時間はないな。送信(センド)

俺の記憶をアーチャーに渡した。一瞬顔を顰めていたがすぐにもとに戻る

「なるほど....では行くのか?」

「ああ。遠坂...いや、凛と士郎、そしてアルトリアに伝えておいてくれ。すまないって」

特にアルトリアには俺の流派を完全には伝えられなかった

「承知した。では、達者でな」

アーチャーは玄関に向かって行った

「アーチャー。一つアドバイスというかなんというか
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