第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
思い出の風景を、ここに
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れによりアーチャー達はバランスを崩してしまった
ーー異能の塊どうしが同類を呼び合い、出会った
「周りからは恐れられ、迫害された」
さらに揺れは大きくなる
ーーそれが昔の俺だ。時には存在そのものを否定され、全てが敵になった時もあった
「しかし、絶望はしなかった。共に歩く人がいたから」
無限の剣製が一部消え、その場所は新しい風景になっていく
ーーあいつが居てくれたから、今俺が生きているんだ
「今は会えぬその人に感謝を」
荒野に刺さる剣が徐々に消えていく
ーー今はもう会えない。俺がころしてしまったのだから
「そして思い出の風景をもって、手向けとしよう」
全ての準備は整った。さあ
「思い出の風景ーーー」
開こう
荒野は消え、そこに残ったのは砂浜と海だ
夜空には月が出ている
「これは....一体?」
イリヤスフィールはここが固有結界の中ということはわかっていた
しかし、先程と違ってどんなものなのかは検討がついていない
「む....」
「??????????????」
バーサーカーの振るう剣をよけ、アーチャーは後ろに下がる
「ここはなんなの?」
イリヤスフィールは思わず蒼炎に問う
「ここは、メモリーズフィールド自体には究極の一があるわけじゃない」
蒼炎は剣を取り出す。黄金色に輝く剣を
「だがな、他の固有結界には無い性質は存在する。それは」
バーサーカーの元に駆け出す。バーサーカーが防御をしようと剣を構えた瞬間、世界は変わった
砂浜の部分も海とかしたのだ
それにより身体のバランスが崩れ、海に落ちそうになった所を蒼炎が切る
「風景を思い出の中から自由に変えられることだ」
片腕ーー左腕を切られたバーサーカーは声にならない叫びをあげる
「そんな....心象風景は一人にひとつのはずじゃあ!!」
しかしバーサーカーはあきらめず、海の中から飛び出しこちらに攻撃を仕掛けてくる
「■■■■ーーーーー」
「確かにそうだ。だが俺は違う。起源に創造を持つ俺はこの風景を変えられるんだよ」
しかし、疲労によるためかもう動きは単調だ。それを読み、もう片方の腕も切り落とす
「バーサーカー!!」
バーサーカーの最後の命が消えようとしている
「.......」
「くぁ・・・・・」
バーサーカーの体が水の中に入ろうとしたとき、固有結界が解けてもとの城に戻っていた
「おい蒼炎!大丈夫か!!」
簡易的な治療を終えたアーチャーがこちらにやってくる
俺はいま無数の切り傷を負った状態
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