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万華鏡
第七十四話 冬化粧その八
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 そちらに熱中したい、だからだというのだ。
「いいわ」
「そうか」
「ええ、じゃあもう飲み終わったから」
「お昼よ」
 その時にだった、母が風呂からあがってきてだった、ラフな服装であったまったその顔でこう言って部屋に来た。
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