第百二十七話
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第百二十七話 先生のお屋敷で
先生の屋敷のキッチンを使っていいと言われた七人は大喜びだった、それでだった。
「食材持って行って」
「調味料もね」
「カレールーは絶対にね」
「それ忘れたら元も子もないから」
「カレーだから」
絶対に、というのだ。カレールーは。
「それじゃあね」
「今度の日曜」
「七人全員先生のお屋敷に集まって」
「カレー作りましょう」
こう話してだった、七人は日曜日に先生の屋敷のキッチンを借りてそこでカレーを作ることになった。このことを決めてからだった。
華奈子は自分の家で美奈子にこんなことを言った、二人でリビングで紅茶を飲みつつチョコレートケーキを食べながら。
「ねえ、カレーにコーヒー入れるって聞いたけれど」
「ええ、そうした隠し味もあるわね」
「カレーの時の飲みものって何がいいかしら」
「牛乳じゃないかしら」
美奈子はこの飲みものを挙げた。
「カレーっていうと」
「牛乳なのね」
「あとインドだから」
言うまでもなくカレーはインドのものである、ただインド人からしてみると日本のカレーは日本の料理になる。
「紅茶ね」
「あっ、インドは紅茶なの」
「お茶が名産だから」
それで、というのだ。
「インドでも紅茶飲むわよ」
「そうなのね」
「あとコーヒーもね」
その隠し味に使うものもだというのだ。
「飲むみたいよ」
「何かどれでもいいのね」
「そうみたいね、お水でもいいし」
これもありだというのだ。
「日本のお茶でも別にいいし」
「ううん、結構何でもいいのかしら」
「そうみたいよ」
「あたし的には牛乳がいいかしら」
華奈子は紅茶を飲みつつ言った。
「カレーの味にも合うから」
「牛乳も隠し味に使うのよね」
美奈子は牛乳についてもこう華奈子に話した。
「そっちも」
「結構色々隠し味に使うのね」
「カレーはそうなのよ」
「そのことも勉強になるわね」
「そうでしょ」
こうしたことも話した二人だった。華奈子は紅茶を飲みケーキを食べながら美奈子とそうしたことも話したのである。
第百二十七話 完
2014・4・25
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