第61話 グリードアイランド
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さぁ、グリードアイランドですよ。
月村邸の一部屋を使わせてもらい、「練(レン)」をするや否やメカメカしい部屋にご案内〜。
NPC? ゲームマスター? かはわからないけど、一通りのチュートリアルを聞いてゲームスタートだ。
ちなみにゲームにインする順番は、オレ・リニス・フェイト・アルフの順番だ。
念能力というか、戦闘力的にはリニスが一番高いが、ゲーム的な思考という点も踏まえ、オレが最初にインすることにしたのだ。
☆ ★ ☆
さて、チュートリアルルームを出るといわゆる平原に出現したようだ。
改めて考えるとすごいゲームだ。
原作でも世界のどこからでも一瞬でゲームの舞台の島に移動するわけだが、この世界では世界をまたいで移動したんだからなぁ………。ホントすごいわ。
とか考えている内にリニスと合流。
リニスはゲームとかをほとんどしたことなので、チュートリアルでは話しを聞くだけで直ぐ出て来たみたいだ。
オレ? オレは一応色々質問したよ。
最初に本(バインダー)を出し入れするための指輪をもらって、「ブック」と「ゲイン」で本を出し入れして。クリア条件を聞いて、「カード化限度枚数」のルールを聞いて。
これでチュートリアルは終わりだったんで、 呪文(スペル)カードの使い方を聞いたり、一番最初に向かうべき街の方向なんかもちゃんと聞いてある。
ちなみに聞かなければ教えてもらえないのは、微妙に不親切なゲームと言える。
こう思うのはお手頃なゲームばかりやるようになった弊害なんだろうか。
実際、念能力者を鍛えるのを主としているなら仕方ないのかも知れないが。
キィィィィィィィィイン。
バシュ。
上から音が聞こえたかと思ったら、いきなり人が現れた。
タンクトップにドレッドヘア、ヘッドフォンをつけた、ぶっちゃけTV画面ならともかくリアルでは会いたくない人だな。
やはり、この人はこの格好がカッコイイと思っているんだろうなぁ。オレにはわからん感性だ。
「ここは………。スタート近くの平原か。ってことは君たちゲームは初めてかい? ん?」
「あぁ、そうだよ」
「(リニス、油断しないで。相手が何かして来たら殺さない程度に相手をしよう)」
「(わかりました)」
「ふーん、アキラ君とリニスちゃんか」
「(暁、キモイです。というか殴って良いですか? 良いですよね)」
「(ま、待って。もう少しだけ話しを聞こう)」
「へぇ、よくわかったね。呪文(スペル)カード?」
「さぁて、何でかな〜〜〜?」
いや、バレバレだし。
なにやら口に手を当てて
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