やめてしまえ、光の戦士なんて
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られちゃうかもって……、まさか……?!
『そこのハリツケのメスを、八つ裂きにしておヤリ!!』
「 ────させるものかッ!」
羽付き帽子は脱げているイングズが、<ファイラ>を放って虚ろな目の据わったルーネスとアルクゥの動きを牽制した……!
『おやアンタ……、アタイのコントロールが効かないのカイ』
「悪いが………日頃の鍛練の違いかな」
不敵な笑みを浮かべちゃってるのが、かっこいい……。って見とれてる場合じゃないわ、ならルーネスとアルクゥはトレントに操られちゃたわけ……!?
『フ〜ン、まァいいワ……。先にそこのアカイのヲやっちゃいナ!』
あっ、アルクゥとルーネスが、イングズに向かって……!? アルクゥはアイテムの[南極の風]を使って<ブリザラ>を放ってきた。イングズはそれを避けたけど、直後にルーネスが二刀流で踏み込んできて、イングズはそれを片手剣だけで受け止めた……!
す、すごいわ、さすがお城の兵士を務めてるだけあるわね……。わたしも、何とかしないと…! でも、蔓のような枝にすごくキツく腕と胴を巻き付かれてて、抜け出せない……っ。
「 ────すまない、アルクゥ!」
あ、イングズがアルクゥの隙を突いて腹部を拳で強打……! アルクゥ、倒れたわ。気を失わせたのね……。
『ヤルじゃないの〜、気に入ったヨ〜? アタイも遊びタくなってきたワ〜。ソ〜レ、<木の葉乱舞>!!』
「 ゔ…… ッ !?」
幾つもの木の葉が鋭利な刃になって、イングズを襲ってる……!
そこへさらに操られているルーネスが追い討ちを掛けるように踏み込んできた。
────これじゃ、赤魔道師のイングズでも回復する暇さえ、与えられない……!
『フフフ〜、いいじゃな〜イ、オスをイタぶるのも楽しいワァ! さァ、アタイのムチもくらいなヨ〜!!』
あいつ……、許せない! すぐにでも回復してあげたいのに……っ。────あ、イングズが、剣にすがるように跪いた。
そこにルーネスが近づいて、容赦なく蹴り倒した……?! イングズが、仰向けに倒れて……っ
「やめてルーネス! 正気に戻って!! それ以上の事したらあんた、イングズを────」
わたしの叫びも虚しく、ルーネスは馬乗りになって片方の剣の柄を逆手にイングズへ振りかざす────いやっ、そんなの、見たくない………!!
「まだ………まだだな、ルーネス────」
え? イングズが、ルーネスに話し掛けてる……?
「トレントに、マインドコントロールされるようでは……。お前は、その程度………だったか。私を
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