コードギアスR2
0633話
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うに送ったんだが……それに関してか?
どちらにしても、俺に用事があるのならゲートじゃなくて通信機に連絡を寄こせばいいようなものを。
そんな風に思いつつ、通信機のスイッチを入れる。
『……やあ。随分と連絡が遅かったね』
フェイトにしてはどこか珍しい疲れたような口調を意外に思いつつ言葉を返す。
「連絡が遅いと言われてもな。もし何か急な用事があったら、ゲートじゃなくて俺の通信機に連絡を入れればいいだろうに」
『そういえばそうだったね。済まない、手間を掛けたかな?』
「いや、俺は別に問題は無いが……で、何が起きたんだ? おまえがそこまで疲れきっているというのも珍しいが」
そんな俺の質問に、溜息を吐いたフェイトが渋々と口を開く。
その様子に微妙に嫌な予感が湧き上がってくる。
『君に頼まれて引き取った人達だけどね』
「……何かやらかしたか? 変な物を開発したとか」
バトレーを筆頭とする技術者達だから、レモン率いるシャドウミラーの技術班とは違ってそれなりに品行方正な筈だ。それなのに何かを起こすとは思えないが……
『いや、彼等は別に何も変な事はしていないさ。まだこっちの世界に慣れてはいないようだけど、それでも一生懸命頑張っているよ』
「なら、何も問題は無い訳だな?」
『ああ。技術者の人達には……ね』
……ふぅ。この話の流れだと俺の嫌な予感が的中、か?
「つまり、何かを起こしたのは子供達の方だと?」
『ああ。……とは言っても、こちらの非はあまりないんだけどね。どうやらMMご自慢の正義の魔法使いとやりあったらしくて』
「あー……大体分かった。それをギアスでどうにかした、と。一応聞いておくが被害者の具合は? もしかして殺したりはしてないだろうな?」
『その辺は大丈夫だよ。回復魔法もあるから、全治1ヶ月といったところかな』
1ヶ月。逆に考えれば、回復魔法を使っても全治1ヶ月程度の怪我はさせた訳か。
まぁ、MMで良かったと言うべきか。これがヘラスだったり、アリアドネーだったりしたら……ああ、そうか。ギアスだから人間じゃないと効果は無いのか。
「それは何よりだと言えばいいのか?」
『そうだね。まあ、君から預かった子供達だからね。今は焔が叱りながらこっちの世界の常識を教えているよ。あの子供達が騒ぎを起こしたとだけ伝えておこうと思って連絡をしたんだ。こっちで預かっているとはいっても、子供だしね。どうしてもその辺の連絡はしておいた方がいいと暦が言うから』
暦? 確か猫だか黒豹だかの獣人だったか? 焔はその名前通り炎を操る奴で、かなり厳しい……と言うよりはキツイ性格をしていたと思うが。
そう考えると、子供達の方も色々と大変な目に遭ってそうだな。
「とにかく話は分かっ
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