コードギアスR2
0633話
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ートをゼロの執務室として用意されている場所へと繋げ……
「っ!? 誰だ!」
執務室の中にあるテーブルの影から突然姿を現した俺に向かって、ルルーシュが鋭く叫びながら仮面へと手を伸ばし……そして次の瞬間、俺の存在に気が付きヘルメットに伸ばしていた手を止める。
ただしその表情は、とても俺を歓迎しているというものではない。不愉快そうに眉が顰められているのを見れば、それは一目瞭然だろう。
「今日は1人か? C.C.や紅月カレンはどうした?」
「あの2人の件がお前に関係あるのか? それで今日は何の用事でここに来た? また俺をペテンに掛けて何か行動を縛ろうとでも?」
嫌味ったらしい口調でそう声を掛けてくるルルーシュ。
余程この前の鵬法璽の一件が堪えたらしい。
「いや、別にいてもいなくてもいいが……紅月カレンは見ていて面白い程に元気が良かったからな。機会があったら引き抜きたいと思うのは当然だろう?」
「フンッ、俺の目の前で堂々と言われてもな。……それよりも、ギアス響団の件を聞かせて貰おうか」
勢い込んで尋ねてくるルルーシュの前に手を伸ばしてその勢いを止める。
「その前に、お前と会いたいという奴を連れてきている。……出てこい」
俺のその言葉と共に、影から出て来るもう1つの姿。それが誰かが分かったルルーシュは、驚愕の表情を浮かべて口を開く。
「ジェレミア……?」
「……ゼロ」
1歩、2歩と歩み出すジェレミア。
その様子に危険を察知したのだろう。懐から銃を取り出すルルーシュだが、ジェレミアは銃口を向けられても特に気にする様子も無く歩き出す。
「何故ここにいる?」
「私はお前に聞きたい事があって来た。ゼロ……いや、ルルーシュ・ランペルージよ。お前は……」
このままここで聞いていてもいいんだが、ここは俺が介入すべきところじゃないだろう。原作通りにジェレミアがルルーシュに忠誠を誓うのか、あるいは黒の騎士団に捕まるのか。それがどうなるのかは分からないが、出来れば黒の騎士団に入って貰いたいものだ。
近付いてくるジェレミアに緊張を隠せないルルーシュ。そんな様子を見てから、再び俺は影のゲートを作り出し、身を沈めていく。
「あ、おい待て! アクセル・アルマー!」
俺の消えて行く様子を見てルルーシュが何か言っていたが、今は俺じゃなくてジェレミアと話すんだな。
そのまま蓬莱島の端まで移動し、ソルプレッサに乗ってASRSを起動。光明へと戻るのだった。
「アクセル、フェイトから連絡が入っていたぞ」
光明の外側に建設中の基地へと戻ると、到着するや否やスレイにそう声を掛けられる。
しかし、フェイト? 取りあえずバトレー含む技術陣とギアスの子供達は向こ
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