暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos24聖夜に舞え、幸運の追い風・夜天に謳え、祝福の詩〜Ende Von Einer Reise〜
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した。そんでシャルちゃんはわたしとルシル君の側へとやって来て「ルシル。サポートお願い!」そう言って、しょうがないって風なルシル君にキ、キキ、キ、キスした!

「あ、アカン、やめ、やめて・・・っ!」

慌ててルシル君(むぅ、なんで受け入れてるん!?)とシャルちゃんを引き離しにかかる。唇を離したシャルちゃんが「ごめん、はやて。でもこれは、そんなんじゃないから」そう言いながら浮かべた真剣な表情に息を呑んだ。可愛いやったシャルちゃんが今は綺麗、そんでカッコええ。

「剣戟の極致に至りし者モード・・・オン!」

「長くないか・・・?」

シャルちゃんがそう告げると同時、ものすごい魔力を全身から放出して「んなことより、ちゃんと発動してよ!」デバイスを頭上に掲げた。ルシル君が「ま、俺の失態だからな。尻拭いはするさ」シャルちゃんにそう言った後、わたしの頭をそっと撫でてくれた。

「ナハトヴァール! 天使を超える力を見せてやる!」

「覚悟しなさい!」

ルシル君の足元に十字架の魔法陣が展開されて、そこに降り立ったルシル君とシャルちゃんが顔を合わせて強く頷き合った。

「「其処は剣戟の極致に至りし者の君臨する世。風が鳴き、桜は舞い、陽の明かり、地を満たす。月が輝き、星は流れ、夜の蒼闇、空を満たす。いざ開かれよ、剣神の座する天城と俗世を隔てる聖門。流転する運命・織紡がれる絆に祝福された王の名の下に彼我を招き、その偉容を示せ」」

――剣神の星天城(ヘルシャー・シュロス)――

シャルちゃんが“キルシュブリューテ”を縦一線に振り降ろすと、刃が通った空間が真っ二つに裂かれて、その中からものすごい桜吹雪が噴き出してきた。「わぷっ!?」近くに居った所為でまともに桜吹雪に呑まれてしもうた。そんな中で聞こえて来るんは「俺たちの勝ちだ、ナハトヴァール」ルシル君の自信に満ちた声。恐る恐る目を開ける。

「・・・っ!?」

『これは・・・一体どういうことだ・・・!?』

わたしの中に居るリインフォースも驚いてる。モノクロ世界が消え去ってて、その代わりまったくの別世界へと変わってた。雲ひとつない夜空いっぱいに星の海、真ん丸な蒼い月、舞ってるんは夜桜の花吹雪。足元は変わらず海・・・とゆうか湖かな、畔が見える。四方八方には西洋のお城や塔が建ってて、この湖を囲ってた。そんで、その湖の真ん中にはナハトヴァールが居る。わたしらと同じように混乱してるんか動きを見せへん。

「なのは、フェイト、アリサ、すずか、ユーノ、クロノ、アルフ!」

「はやて、リインフォース、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ!」

シャルちゃんとルシル君がみんなの名前を大きな声で呼んで、「行こう!」号令を下した。わたしを含めたみんながハッとする中、シャルちゃんが
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