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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos24聖夜に舞え、幸運の追い風・夜天に謳え、祝福の詩〜Ende Von Einer Reise〜
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か、ああいうのゲームで見たことあるよ。キメラ、とかいうの』

『あー、確かにあんなの居るわよね。実験失敗で造られたとかなんとかで』

すずかちゃん、なのはちゃん、アリサちゃんがそう言う。わたしも洋画とかで観たことあるなぁ。でもソレらなんかよりずっと神々しい姿や。金銀の装甲に装飾、黄金の魔法陣。至る所に有る威厳に満ちた人の顔の石像。天使や神さまってゆうんがしっくりくる。

『ルシル。あの、やっぱりアレもルシルの使い魔だったり・・・?』

『する。ああ、全部おれの使い魔が使われている。騎士は七美徳の謙譲フミリタス。背中の翼は七元徳の愛カリタス。右手は七美徳の純潔カスティタス。左手は七美徳の慈悲パティエンティア。腰から下の亀は七美徳の忍耐フマニタス。尻尾は七美徳の節制テンパランチア。好き勝手持って行かれたよ』

ルシル君が心底呆れ果ててるって風にフェイトちゃんに答えて、『だからと言って遠慮はいらない。アレらはもう、俺の元へは戻ってこない、敵なのだから』そう寂しそうに締めくくった。それと同時、「素晴らしい! これほどの力があれば・・・!」自分の姿に歓喜しているアウグスタさんの声が聞こえてきた。

――我は顕現せり(アドウェントゥス)聖なるかな(サンクトゥス)聖なるかな(サンクトゥス)聖なるかな(サンクトゥス)――

ナハトヴァール全体に白い光の膜が張られると、『まずい、ひょっとすると今のナハトヴァールは、プラン通りに攻略できないかもしれない・・・!』ルシル君から不吉な思念通話が送られてきて、『どういうことだ!?』クロノ君が訊き返す。ルシル君がそれに答えるより早く。

「これにて閉幕よ。早々に撃ち墜してくれるわ!」

――ディバインバスター――

――ナイトメア――

――コード・バラキエル――

――バスターラッシュ――

3頭の狼の口からなのはちゃん、リインフォース、ルシル君の砲撃が放たれて、馬の額にある角からすずかちゃんの砲撃が放たれた。でもサイズが桁違い。太さが直径5mほどもある。直撃は撃墜確定や。標的にされたんはシグナムとザフィーラ、なのはちゃんとすずかちゃんで、急いで岩の柱から跳び上がって回避。

『今のナハトヴァールを構築している俺の使い魔にはある特殊な力が働いているんだ。なのは達の攻撃がアウグスタになかなか通用しなかったことにも関係している。だからクロノのプランはおそらく通用しない。おそらく魔法が効かないからだ』

『なにっ!? ではどうする? このまま手を拱いているわけにはいかないぞ!』

わたしらも狙い撃ちされへんように一斉に空へと上がる。そんで今度は12頭の龍の口に光が灯って、一斉に砲撃を放ってきた。それらを散開して回避するわたしらに向かって、「何を企もうとすでに手遅
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