暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos24聖夜に舞え、幸運の追い風・夜天に謳え、祝福の詩〜Ende Von Einer Reise〜
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して残ったまま。それに闇の書としての特性を引き継いでいる』

「やはり、アレには世界侵食の特性が・・・?」

『ああ。触れたモノを際限なく侵食して自らの一部としていき、臨界点が訪れない場合、この世界を全てまるごと取り込むだろう』

世界まるごと。その言葉にすずかちゃん達が息を呑むんが判った。それほどまでに強力な闇。それを打ち払うために、わたしらが今ここに居る。すぐさますずかちゃん達が凛とした表情になって、わたしら八神家も戦闘準備オーケーを示すためにそれぞれ持ってるデバイスを握りしめる。

「ナハトヴァールの停止プランについてはこちらで用意してあるんだが・・・。ユーノの奴、遅いな。彼もプランに必要な要員なんだが」

ユーノ、ユーノ・スクライア君。確か考古学に詳しい男の子やったっけ。クロノ君が僅かに焦りを見せていると、『ユーノ君の到着だよ!』わたしらの前に展開されたモニターに映るエイミィさんからお知らせが来て、「ごめん、遅れた!」1人の男の子、ユーノ君が姿を見せた。
ゆっくり自己紹介と行きたいところやけど、そんな余裕がないことは承知や。そやから目が合った時、わたしは小さく会釈することにした。ユーノ君もまた会釈返し。全てが終わったらちゃんと自己紹介せやなアカンな。
すずかちゃん達とユーノ君が頷き合って挨拶してるのを眺めてる中、

――多層封獄結界(パーガトリー・アークケイジ)――

今まで海鳴の街を囲ってた結界よりさらに大きな、海上一帯を封じ込めるように桃色の結界が展開された。それを見たルシル君が「これなら外界にまで戦闘の影響は出ないな」って安堵した。どうやらルシル君も認めるすごい結界みたいや。

「よし。準備は整った。あとは任せてくれ、と言いたいところなんだが。協力者は多い方が良いんだ。八神家の騎士たちにも協力を要請したいんだが」

「とゆうより、わたしら八神家がやらなアカンことや。闇の書としてのアレの幕引きは、夜天の書として生きてくリインフォース達と、その主のわたしのお役目や。な、みんな?」

「「「はい!」」」「うんっ!」『ええ!』

シグナム達の力強い返事を聴いた後、わたしは黙ったままなルシル君に目を向ける。目が合ったルシル君は「もちろん。八神家の一員として、力を貸すよ」って微笑んでくれたから、わたしも微笑み返し。うん、わたしはやっぱりルシル君のことがホンマに・・・。
そんでわたしらはクロノ君からナハトヴァール攻略案を聴いた。最後まで話したクロノ君は「防御力の異常さには焦ったが、イリスが居れば問題ないだろう」ってシャルちゃんへと目をやった。それに「そうよね。あんたの攻撃、アイツの防壁を無視してたし」アリサちゃんが呆れ口調で同意。

「そりゃね。どんな攻撃も防御もサクッと裂いちゃうから♪」

「頼も
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