暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos24聖夜に舞え、幸運の追い風・夜天に謳え、祝福の詩〜Ende Von Einer Reise〜
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攻撃順で言えばわたしになる。そやから「ルシル君!」にこのまま魔法を発動してもええか確認した時、「いいえ、こんなものではないはず!」バッと顔を上げたアウグスタさんがそう叫ぶ。
すると背中に生えてる光の翼が大きく羽ばたいてナハトヴァールを浮かせた。それだけやない。騎士の腰から下に有った亀さんが無数の羽根となって霧散、その代わりに騎士本来の下半身、両足が出て来た。正座の体勢から片膝立ち、立ち上ろうとしてるのは明白。

「やれ、はやて! 今なら君の魔法も通用するはずだ!」

「うんっ! リインフォース!」

『はい、我が主はやて!』

“夜天の書”を開いて、これから使う魔法のページを開く。

「彼方より来たれ、やどりぎの枝」

『銀月の槍となりて、撃ち貫け』

リインフォースと一緒に詠唱。“シュベルトクロイツ”を掲げて、「『石化の槍・ミストルティン!』」振り下ろすと一緒に術式名を告げる。ミストルティンは遠隔発生型の石化砲撃魔法や。わたしの頭上に展開された魔法陣の周囲に8本と発生した槍を一斉発射。
ミストルティン8本に貫かれたナハトヴァールが貫通点から石化を始めて、「馬鹿な・・!」アウグスタさんの体をも完全に石化させた。騎士の背中から溢れ出る光の翼が消えて、両足も体を支えることが出来ひんようになったんか崩れて、騎士の体は海に沈んだ。

「クロノ! 今だ!」

ルシル君に「ああ!」って応えたクロノ君が“デュランダル”を掲げると、側に浮いてた4本の剣――凍結魔法を反射して効果を高めるためのリフレクターが、石化を少しずつ解除してるナハトヴァールの四方に配置された。

「・・・悠久なる凍土、凍てつく棺のうちにて、永遠の眠りを与えよ。凍てつけ!」

≪Eternal Coffin≫

掲げてた“デュランダル”が振り下ろされると、その先端から強力な冷気が放たれて海を、そんでリフレクターの力もあってナハトヴァールを凍結した。その間にわたし、なのはちゃんとアリサちゃんとフェイトちゃんが、ナハトヴァールよりさらに上、四方の位置に付いた。そんで、「ルシル君、ホンマに大丈夫なん?」わたしらの中心、ナハトヴァールの真上にルシル君が付いた。

「問題ないよ、はやて。ほら、始めるぞ。嫌な予感がする。残りの使い魔が召喚される前に、一気に叩く! なのは!」

「うん! レイジングハート、全力全開で行くよ!・・・スターライト・・・!」

「フェイト!」

「うん。バルディッシュ! 雷光一閃!・・・プラズマザンバー・・・!」

「アリサ!」

「いつでもオーケーよ! 行くわよ、フレイムアイズ!」

≪不浄の闇を断ち払うのは太陽の現身。輝ける炎の聖剣!≫

「ガラティーン・・・!」

なのはちゃんは下方に巨大な魔力球を
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