暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos23聖夜に生まれし遥かなる夜天の王〜Meister des Nachthimmels〜
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きく横に吹っ飛ばされた。

「っ・・・おはようや、シュリエル・・・!」

「はい。主はやて。遅ればせながらおはようございます。寝坊してしまい、申し訳ありませんでした」

「ええよ。わたしも今日はお寝坊さんやったからな」

アウグスタさんを吹っ飛ばしたんはシュリエルやった。お互いの寝坊っぷりに苦笑しとると、「おわっ?」全部の茨が絶ち切れたことでわたしは落下したけど、そっと優しくシュリエルに抱き止められた。

「おおきにな、シュリエル」

「はい。・・・さて、アウグスタ。お前の無様な旅路もこれにて終焉だ。主はやては目醒め、私を抑え込むだけの力をついに失った。そろそろ私たちの心から退場を願おうか、アウグスタ。いいや、ナハトヴァール!」

シュリエルの言葉にわたしは強く頷いて同意を示した。すると「道具風情が・・・、道具風情がぁぁぁぁぁーーーーッ!」アウグスタさんが怒号を上げて、右手にシグナムの“レヴァンティン”を、左手にヴィータの“グラーフアイゼン”を携えた。

「主はやて。今しばらくお待ちを」

わたしをそっと地面に降ろしたシュリエルが「私たちの家族の武装だ。返してもらおう」そう言うと、アウグスタの手からシュリエルの手へと2人のデバイスが転移してきた。悔しそうに顔を歪めるアウグスタさんへと「終わりだ!」シュリエルが突進。

「おのれぇぇぇーーーーッ!」

「まずは・・・ザフィーラの分!」

――守護の拳――

両手のデバイスを頭上に放り投げたシュリエルは右拳にザフィーラの魔力を纏わせたうえで「ごふっ!」アウグスタさんのお腹にパンチ。

「そしてシャマルの分!」

――風の足枷――

シャマルの魔力光に輝く竜巻がアウグスタさんを空高く吹き飛ばす。シュリエルが遅れてジャンプ。空中で“レヴァンティン”と“グラーフアイゼン”をキャッチした。

「これはヴィータの分!」

――テートリヒ・シュラーク――

「っぐ!?」

思いっきりアウグスタさんの頭を殴りつけたシュリエルは“グラーフアイゼン”を降り抜いて、アウグスタさんを地面へと墜落させた。シュリエルはそれよりも早く降下して、「そして・・・シグナムの分だ!」“レヴァンティン”に炎を纏わせた。

「紫電・・・!」『光牙(リッター)・・・』

モニターに映るシャルちゃんの刀に真紅の光が噴き上がった。対するアウグスタさんは「コード・アブディエル!」ルシル君の魔法の特徴である、コード、ってゆうワードの入った魔力の剣を両手に携えて急上昇。

「一閃!」『烈閃刃(ネーメズィス)!!』

シュリエルの一撃はアウグスタさんの2本の剣を、そんで右肩から左腰にかけて一瞬で斬り裂いた。モニターはシャルちゃんの一撃をまともに受けたことで真紅の光でい
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