暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos23聖夜に生まれし遥かなる夜天の王〜Meister des Nachthimmels〜
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け?」アリサの言う通りでもある。

「あ、あー・・っと、ううん、なんでもないよ、うん。ささ、そんなことよりも闇の書の闇――ナハトヴァールのことだよ」

シャルは無理やり話題を変えるようにアウグスタの沈んでいった海面へと“キルシュブリューテ”の剣先を向けた。そっちに目を向けた瞬間、私たちを中心にして時計の文字盤の数字と同じ個所から20mほどもある岩の柱が突き出してきた。そのうちの1本にアウグスタが立っていた。

「あなた、一体何者・・・?」

「私は・・・時空管理局および聖王教会所属、シャ――イリス・ド・シャルロッテ・フライハイト! そして相棒のトロイメ――コホン、キルシュブリューテ!」

なんだろう、シャルがさっきから言葉を詰まらせているんだけど。そんな私のちょっとした疑問を余所に、「聖王家の番犬、フライハイトの騎士・・・!」アウグスタとシャルの会話は続く。

「ヤー。悪いけど、さっさと片を付けさせてもらうよ。私たちの友達を・・・返せ! みんな、行くよ!」

シャルの号令一下、私たちは一斉に攻勢に転じた。なのはは砲撃、私とアリサ、そしてシャルは斬撃、アウグスタへの足止めとして、アルフやすずかにクロノが射撃魔法の弾幕を張る。
アウグスタはそんな私たちの攻撃を紙一重で回避しつつ、「闇に沈め。デアボリック・エミッション!」魔法を発動。球体状に爆ぜる空間攻撃。回避に間に合わない距離もあって、私はすぐにシールドを張ろうとした。

「飛刃・翔舞四閃!」

それよりも早くシャルが放った真紅に輝く魔力斬撃がアウグスタの魔法を斬り裂いて、私たちが効果圏内に入る前に無効化してくれた。驚愕に目を見開いて隙だらけなアウグスタへ向けて「ジェットザンバァァァァッ!!」すぐに“バルディッシュ”を振るった。
それなのにアウグスタは余裕とでも言うようにナハトヴァールで受け止めた。そんなアウグスタの背後から「せぇぇぇいッ!」アリサの“フレイムアイズ”のクレイモアフォームによる斬撃ヴォルカニックスカッシャーが襲った。

「挟撃ばかりしか能が無いの、あなた達?」

“バルディッシュ”を捌かれてしまって、“フレイムアイズ”の刃と衝突させられてしまった。強大な雷と炎が反応して大爆発を起こした。視界を覆い隠す煙幕。この中で奇襲されるのはまずい。そう判断して煙幕外に出ようとした時、視界の端の煙が僅かに動いたのを見た。
“バルディッシュ”を振るって、「っ!」すぐさま止めた。そこに居たのは、「フェイトちゃん!」なのはだったからだ。なのはもほぼ槍と化してる“レイジングハート”の先端を私の胸元に突き付けようとして止めた。

≪Code Puciel≫

そんな時に私となのはに襲い掛かってきたのは、煙幕を消し飛ばすほどに蒼く燃える蛇。なのはと左右に分かれて噛
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