暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos23聖夜に生まれし遥かなる夜天の王〜Meister des Nachthimmels〜
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トクンと心臓が跳ねる。シグナム達との繋がりを取り戻した感じや。うん、4人の鼓動を感じることが出来る。

「主はやて。あとは・・・」

「アウグスタさん・・とゆうよりはナハトヴァール、やね」

「ナハトヴァールを切り離すことは出来ました。ですが、そのあまりにも膨大な力をそのまま外に出してしまった状態です。今ここで確実に討たなければいけません」

「それは大丈夫やろ。わたしとリインフォース、ルシル君、シグナム達。それにすずかちゃん達も居ってくれるからな。・・・さぁ、行こか、リインフォース」

「はい、我が主はやて。あなたや家族たちと共に、どこまでも」

そうや、もう恐れることはなんも無い。そやから現実に帰ろう。みんなが待ってくれてる、あの世界に。

†††Sideはやて⇒ルシリオン†††

「ブラストカラミティ、か。またとんでもないコンビネーション魔法をぶっ放したなぁ」

モニターに映し出されていたなのは達とアウグスタの戦闘を見終えた。なのは達が束になっても決定打を与えることが出来なかったアウグスタだったが、それもようやく終わりを迎えた。「シャル」の参戦と共に。
対する俺はなのは達の邪魔にならないように注意しながら、アウグスタの召喚した希望スペスと信仰フィデスを撃破することに成功。いくつか記憶を失ったようだが、今はこうして五体満足で存在できている。それに十分すぎるほどに休憩を得ることも出来た。アウグスタがゴキ○リのごときしぶとさを見せてくれたおかげだ。

『ルシリオン君。もう動いても大丈夫なのかしら? だとしたら申し訳ないのだけど・・・』

「ええ、判っています、ハラオウン提督。あの子たちと合流します。と言っても、今さら俺ひとり加わっても問題ないように見えますが」

アースラとの通信が繋がり、今まで俺の為に展開してくれていたモニターが消え、新たにリンディさんの映るモニターが現れた。

『今は少しでも手札が欲しいのです。あなたの常識に縛られない魔法はきっと、あの子たちの役に立つはずです』

シャルが加わってからというもの、ワンサイドゲームと成り果てていた対アウグスタ戦の戦況がガラリと変わった。シャルが居れば問題ないと言えるような。しかし気になるのは、シャルが絶対切断能力を使い、そして紅翼ルビーン・フリューゲルを使っていることだ。
絶対切断能力についてはまぁ、疑問は抱くことはない。オリジナルの“キルシュブリューテ”は前世のシャルの魂と共に転生した。その能力を現世のシャルが引き継いでいたとしてもなんら不思議じゃない。

「・・・まぁ、このまま観戦するつもりはないですけど」

だが、紅翼は少し疑問だ。俺との戦いでは律儀に魔法陣を足場として戦っていた。その時はまだ飛べなかった。それから3日と経たず
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