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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十九話 合宿終了!
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区代表》。そして前回の都市本戦優勝者によって行われるのが、上位大会、《都市本戦》である。
この都市本戦に置いては、各都市の地区トップが決まる。ヴィヴィオ達で言えば、《ミッドチルダ中央区》のトップが決まる訳だ。

さて、都市本戦を勝ち抜き、《都市代表》となった選手には、さらなる上位大会。
《都市選抜》に進む事が出来る。言うまでも無いだろうが、此処で決まるのは各都市その物のトップ。つまり、その世界のトップだ。ミッドチルダ最強ともなれば、最早次元世界でもその方面では名の知れた十代になる。

都市選抜での勝者、《世界代表》と呼ばれる彼等は、そこからいよいよ、最期の大舞台へと進む事になる。即ち管理世界、各世界の世界代表による《世界代表戦》だ。
そしてその大会で優勝した者こそが、地区選考会に参加した全ての者たちが持っていた夢。「次元世界最強の十代」の称号を得る事になるのだ。

まぁ、とはいえ……今回大会初参加のヴィヴィオ達に、その舞台など夢のまた夢。彼等のとりあえずの最高目標は、今回に置いては「都市本戦出場」だ。無論、十年計画で良いのなら、彼等も「次元世界最強」を目指す少女達の一角では有るのだが。

「あの、ノーヴェさん」
と、そんな話をヴィヴィオ達がしていると、唐突にアインハルトがノーヴェに向けて聞いた。

「どうした?」
「率直な感想を伺いたいんですが……今の私達は何処まで行けると思われますか?」
不意打ちの問いに、ノーヴェは一瞬だけ考えてしかし即座に既に知りうる答えを返す。

「元々ミッド中央は激戦区だ。DSAAルールに先鋭化する事で、能力以上の力を見せる選手も多い……その上で良いんなら……まず、ヴィヴィオ達三人は地区予選の前半までだ」
地区予選前半。つまり、巨大な物と見た時のIMと言う大会全体の最初の最初。地区予選のノーマルクラスで終了と言う事だ。
実際の所ノーヴェの見立てでは、現在のヴィヴィオ達ではエリートクラスの選手には一切手も足も出ないだろうと見ていた。

「アインハルトも、良いとこ地区予選の真ん中へんまで。エリートクラスで勝ち抜くのは正直キツイな」
「……ッ」
はっきりと言いきられたその言葉に、アインハルトは少しだけ悔しそうな顔をした。同時に、未だこの世界は、自分には想像も付かないほど大きく広いのだと思い知らされる。
……結論を言えば、「ほぼ無力」其れが、ノーヴェの答えだった。

しかしである。

「でも!予選まで、まだ二カ月有るよね!?その間に全力で鍛えたら!?」
そう、地区予選の開始までには、まだ後二カ月と言う大きな時間的猶予がある。その間に、選手としての彼女達を鍛える事は、十分に可能な筈だった。

「そうだな。どうなるかはわかんねぇ。あたしの予想なんてのは所詮その程度だ。アタシも全力で
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