プロローグ
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薄暗い天井、狭い密封空間、口に猿轡、手足にはガムテープ。
ここまでくれば、どんな人でもわかるよな!現在、俺は袋に閉じ込められ誘拐されている。
深夜にふと衝動に駆られて散歩に出かけた。そこまではいいんだ。しかし、途中で袋を被せられ誘拐されるとは、計算外だ!!
しかし、懐かしいな。天災兎こと、束がISだっけ?を開発してからしばらく経つからこんなベタなことはしないと思ったんだがな。
ふあぁぁぁ、眠い……。起きてなきゃいけにゃ………。くぅ、くぅ。
ーしばらくしてー
「あー、よく寝た。って、知らない天井!?」
どこだよ。ここは
「ユン兄、起きたんだ。」
「えっと、束か?」
「うん、そうだよ。」
なぜ束はここに?……もしかして
「この誘拐事件の犯人お前か?」
「だいせいかーーい」
どんどんぱふぱふーー!わーい、的中だー。って、じゃねぇよ!!
俺は、アイアンクローを行うべく目の前の天災兎に腕を動かす
ーージャラッーー
ジャラッ?えっと?もしかしてと思い自身の手足を見るが……
「タバネサン、コレハナンデスカ?」
手足にあったのは、俺の手足、だけだったらよかった…。明らかに鉄製の堅牢な拘束具が鎮座していた
「理由は、後々に説明するね。とりあえずこの試験…もとい、薬を飲んで?」
手には、見た目は俺の愛用している栄養ドリンクのように見えたが、横に束の印と注意書きのようなものが見えて、如何にもなんか入っていますよ!という雰囲気が出ていた
「そんなもの、飲めるか!さっさと外せ!」
「まあまあ、体に悪い成分は入っていないから………たぶん。」
不吉なことを言いやがった
「それ聞いて余計飲めなくなったわ!東京湾に沈めてやるからさっさと「きっとダイジョウブだよ、さあ、飲んで飲んで」やっちょっ、」
「う、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
昔間違えて飲んだ、塩酸と同じ味だった。劇物を飲んだ俺は、そのまま意識を失った
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