5話(改正)
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イプRを選択し、空間倉庫より出します。
「ほう、これがゲシュペンスト・タイプRかね。」
「そうですよ。これが、始まりのパーソナル・トルーパーですよ。」
「では、早速解析しようじゃないかね。楽しくなってきたよ!ははははははぁはぁ!」
「テンションが高いですね。」
「当然じゃないか。ロボットは男の夢だよ!」
「そうですね。その気持ちは解ります。」
「直ぐにガジェットを持て来て、解析しなくては。」
「では、お願いしますよ。」
「任せたまえ、必要になるデータは直ぐに集めてみせるよ。」
(これでしばらくは、メギロートに目を向けることは無いと信じたいですが、彼のバイタリティーは侮れないところが有るので注意が必要でしょうね。ノエルにも注意を促すようにしますか。)
そんな事を思いながら研究施設から離れます。
その途中でノエルからの通信が入ります。
「どうしたのでしょうか、ノエル。」
「はい、以前頼まれていたアーニャという少女の事でご報告があります。」
「聞きましょうか。」
「ペンドラゴンにある学園の初等部に入学していますが、学園にはあまり行っていないようです。また、実家の方が有力貴族のようですが、妹の方を溺愛しているようなので、あまり関わらないようにしているようです。」
「同じ娘でしょうに、なぜなんでしょうか。」
「理由は、ある時からいつも無表情で淡々としているのに急に明るく活発に行動するのに、その時の事を覚えていないかのように振る舞う事が理解できず気味が悪いと両親は言っているようです。そのために、明るく賢い妹の方を溺愛しているようです。」
「そうですか。ですが、ギアスによりマリアンヌの意識がある為であって仕方ないんでしょうが。」
「知らないのであれば、仕方ないのだと思われますが。」
「ですが、実の子ですよ!」
「それは、ご自分が母親に捨てられた事があるのでご自分に投影してしまっている為です。冷静になってください。」
「それは・・・・。」
「ご自分でも理解されている様なので、安心しましたがアーニャに関しては同情だけでは行動されませんようにどちらにとっても良くない結果に繋がりますので。」
「ですが、どうしても私には見捨てることは出来ません。」
「それは、宜しいのですが選択する勇気も必要です。選択しないことによって、関係は悪化する事もありますから。」
「心に留めておきます。」
そう言って、自室に帰ります。
私は後に取り返しのつかない状態になり、しっかりと選択すべきだったと後悔する事になります。
逃げ続けた結果によって。
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