MSを盗んでやったぜ
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「ん〜なんかノリで来ちゃったけどここどこ?」
士郎が転送された先は広大な建物の中だった。重力があるから地球だと士郎は判断したが、実際はとても小さなコロニーである。
しかし、士郎がそれを知るのは少し先のこと
「ハロハロ、シロウ、シロウ」
「うお!!ってなんだハロか・・・ってハロォ!?」
後ろからハロに声をかけられて驚き、ハロを二度見して驚いている。色々と騒がしい男である。
それから何を思ったのかハロを撫で回す。頬ずりもしだした。・・・とても幸せそうな顔でである
「リアルハロだぁ〜。可愛い〜この丸さ最高〜」
「ハロハロ、シロウ、コレヨム」
「ん〜なになに〜」
貼ろを愛おしそうに抱えながら士郎はハロが腕の中から離れって行ったのに少し、いやかなり残念そうだったが、ハロが体内から情報が書いてあるディスプレイを出すと目の色を変えた。
そこにはこう書かれていた。
戦場士郎のステータス(|U.C.《宇宙世紀0074/1月現在)
所持金:100万円(日本円で換算)
特典:・自動翻訳機能(知覚)
・ニュータイプ
・身体能力上昇
・戦闘時思考速度上昇
・神技
・超小型コロニー(高速小型シャトル付き)保有
・ハロ(AI内蔵)保有
それを見て士郎が一番最初に言ったのは
「今ってU.C.0074の1月なんだ」
ま、まあ時間帯を確認することは重要であるので、そこに関心が行くのも無理はないだろう
もっとも、他に目を向けるべき点が数多くあると思うのだけれど
「ふむふむ、ほうほう、なるほど!結構チートだな。いや?これぐらい転生者としては普通、むしろ全体では低いほうかも。現実って世知辛いなぁ。
で、この神技ってのは何なんだ?それ以外はなんか文字から予想できるけど・・・」
スマートフォンに慣れた現代人の性だろうか、士郎は当たり前の様に神技の文字を人差し指でタッチする。
今回に関してはこの対応は正解だったようだ。神技の下に隠されていた文字が現れる。
神技:全搭乗物に登場可能。及び性能の最大限発揮可能
例)搭乗者登録済みのRX-0(ユニコーン)etc...
短かったが、良くわかる文面なのではないだろうか。ただし、『可能』という文字に考案者のいやらしさを感じるが。
それを理解した上で士郎は言った
「『人間だけが神を持つ。今を超える力、「可能性」という名の内なる神を。』って訳か。まったく・・・わかってんぜ神様!!」
カーディアス・ビストの台詞をいい、何故か異常な程に興奮していた。
きっと士郎は最近見たアニメのために可能性という言葉に過剰に反応するようになってしまっているのだろう
「ハロハロ、シロウ、コレカラドウスル?」
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