ターン7 冥界の河と三連星コンビ
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クロの牙に引き裂かれる前に再び地面の中に引きずり込まれた。
「これが私の最後の手札…………スカル・マイスターの効果を発動、だってさ。このカードを手札から捨てると、1回だけ相手が墓地で発動した効果を無効にできるみたい」
「そ、そんな〜!」
冥界龍 ドラゴネクロ 攻3000→野中(直接攻撃)
野中 LP1000→0
「ちっくしょう、マジック・ジャマーも伏せておいたってのに、全部機能しないなんて」
「ふふふ。次は、回復役のあなたかな。でもボーンクラッシャーで攻撃したいのに、リクルーターのモモンガがいるからやめた方がいいかな?いいよ、このターンは見逃してあげる。ボーンクラッシャーを守備表示に変更、ターンエンド」
「ひ、ひいっ!」
ライフが0になってその場にへたり込んだ野中に天使のような笑顔で微笑みかけ、くるりと首を回して次のターゲットと目を合わせる。すっかり気圧されて後ずさりする中野に、高野からのヤジが飛ぶ。
「バカヤロー、ノーダメージでビビってんじゃねーよ!野中と違って、お前はしっかり俺のサポートしろよ」
「な、なめんなよ!だいたいアタッカーがお前だからって、いつもいつもそんなに威張りくさることはねーだろ!」
あれ、もう仲間割れだろうか。しかし、こいつら。最初のターンの連携に度肝を抜かれはしたけど、もしかして。
「多分同じこと考えてるよね、清明。この3人組は、個人での実力は下の下クラス………私もあなたも、普段通りにデュエルすれば十分倒せる相手だね、だってさ。3人がかりというプレッシャーを相手に押し付けることである程度それっぽくはなれるけど、所詮そんなものは付け焼刃でしかないよ、って。だから大丈夫、清明。ここは勝つよ、だって」
「う、うん……!」
心強い夢想の言葉。実際、一見かなりのものに見えた連携も仲間が1人倒れただけですぐにダメになったりそもそも肝心の妨害役が2人がかりとはいえほんとにあっさり突破できちゃったりと、この3人組はなんか詰めが甘い。でもなんだろう、もう一言一言がこっちの死亡フラグにしかつながってないような気がするんですが気のせいでしょうか夢想さん。
「え、ええーい!こうなりゃままよ、速攻魔法、スケープ・ゴートを発動!これにより俺の場に、4体の身代わり羊が生み出されるぜ」
羊トークン 守0
羊トークン 守0
羊トークン 守0
羊トークン 守0
「いたずらに数を増やしても、私にも清明にも勝つことはできない………それが分かっているのかな、って」
「まだだ!魔法カード、アームズ・ホールを発動するぜ。このカードはデッキトップを墓地に送ってこのターンの通常召喚を封じる代わりに、デッキか墓地の装備魔法をサーチ!団結の力を手札に加えて、そのまま電動刃虫に装備!さら
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