暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン7 冥界の河と三連星コンビ
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と到着してしまう。こうなったら仕方がない、正直に覚悟を決めよう。
 そう思って自動扉の前に立とうとすると、中から1人の白い影が飛び出してきた。ぶつからないようにサッと避けると、その光の結社の誰かと思しき男は一言もしゃべらないまま廊下の向こうに消えていった。まさか、葵ちゃんのところにも!?

「葵ちゃん、大丈夫!?」
「先輩、ずいぶん遅かったですね。あれ?河風先輩まで、一体どうしたんですか?」
「どうしたもこうしたも………葵ちゃん、今の誰だったの?」
「別に、としか言いようがないですね。強引にデュエル申し込まれたんですよ、まあ何とかなりましたけど」

 ということは、葵ちゃんも光の結社を撃退するのに成功したんだろう。まったく、はた迷惑な組織もあったもんだ。でもまあ、そのごたごたのおかげでまさかの説教なしで済んだんだからそこは感謝。珍しいなあ、いつもの彼女だったらそれはそれ、これはこれとして約束すっぽかしたことはキッチリ叱るタイプなのに。

「さ、始めましょうか。明日は商売のチャンス、でしょう?」
「もっちろん!さすがに僕の考えることもわかって来たね葵ちゃん。だけど試合が明日だし、それに響かない程度に自重しておかないとね。じゃあ夢想、悪いけどこの紙に書いた通りに小麦粉牛乳バニラエッセンスその他もろもろエトセトラ混ぜといてくんない?葵ちゃんはいつものクッキー生地ね。プレーンシナモン抹茶にチョコ………めんどくさいから省略。全部均等に作れるだけお願いねー。その間僕はこっちを作って………」

 
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