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伝説となった狩人達
十人目
DEAD END
一話

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男ばかり飽きたでしょ?

次は私が話してあげるわ…ふふ…



その子はねえ。

本当に綺麗な顔してた…
女の子見たいなさ。

かなり好きだったかもしれないわあ…私…



黒く、長い髪で…
切長の澄んだ眼。

完璧だと思うでしょ?



でも…その子…


音と…気配と…匂いの中で人生を送ってた。



その使い物にならない眼でさ…

あの角竜に何を見てたんだろうね。



ずっとあの黒の双角を…
その心に引きずって生きてたんだ。


私は…

ただ…ただ見守るしか…出来ないでいたよ。


情けない話だけど…

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