原作開始前
白騎士とアルテミスの使い
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からどうしよう。このままヴァルヴレイブで介入すれば、速効でばれるだろうし……。そう考えていると、左腕からカードが飛んできた。思わず手に取るとそれは、今まで見たことの無いカードだった。
「ルナ、このカードって今まで無かったよな?」
『うん。これは、ヴァルヴレイブで私の力を使うときカードだよ』
「ルナの力を?」
『そう。アルテミスの力をね。このカードを使うと機体もアルテミス仕様に変わる。武器も、付き従う妖精とかに変わる』
「ほう、なるほど」
『ただ、デメリットがあるんだよね……』
「まあ、神の力を使うんだ。デメリットの一つや二つあるだろうな」
そう言いながら、手にあるカードを右腰にあるバックルに挿入する。
《FORMRIDE ARTEMIS!》
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私は今太平洋の上にいる。
『ちーちゃん、大丈夫?』
「大丈夫だ。私は私達が創った白騎士を信じている。それで束、ミサイルはどうだ?」
『もうすぐだよ』
そうか。と返しながら、息をつく。そして、あのときの彼方の言葉を思い出す。
(守るために殺す剣か……。つくづく前の私は甘かったと思わされるな)
彼方と同じ信念を心に刻んでからというもの、私の剣はキレを増したように思う。そして、剣に重みが増した。これが人を殺すことの重みなのだろう。前まではこんな重みは無かった。ただ、心地いい重さだ。
(出来れば、彼方も一緒に居てほしいが……)
そう考えてから、苦笑する。彼方が寄りかかれる場所になると、姉になったのに、むしろ自分達が彼方に寄りかかってしまっている。これではどちらか年上なのか分からない。
『ちーちゃん、来たよ!』
束の声が知らせたのと同時に白騎士のハイパーセンサーにミサイルの姿が映る。大きく深呼吸して覚悟を決める。束達の夢を守るとしよう!
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「始まり……」
『うん。それにしても千冬ちゃんすごいね。白騎士の性能もあるけど、それをちゃんと使いこなしてる』
「姉さん…から」
『確かに……。彼方……!抜けたよ!』
「分かって……! 行……! ………………」
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雪片で迫り来るミサイルを両断していく。残りはどれくらいか訊くと、まだ3000発は残っている。一心不乱にミサイルを斬っていると十数発が後ろに通り抜けていった。まずい、荷電粒子砲が間に合わない! そう思っていると、上で何かが光り、一筋の光がミサイルを破壊した。
上を見ると、そこには女神がいた。
いや、正確には女神ではない。しかし、女神と形容する他無か
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