第60話 幾ら力が欲しいって言ってもあり過ぎて良い訳じゃないよね
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もメイドVの怒涛の連続攻撃が行われており、それらを銀時達がギリギリの感じで捌いてかわし続けている。
「ホホホッ、か弱い人間が何時までかわし続けられるかしらぁ?」
「私達からくり家政婦はエネルギーさえ供給されれば何時までも戦い続けられるわ。だけど貴方達人間はいずれ疲れて動けなくなるでしょうね。そうしたら貴方達は只の木偶の棒にはや代わり」
周囲を跳び回りながら不気味な事を叫びながら攻撃を仕掛けてくる。とても平成初期にやってたセーラー服美少女戦士をパロッた輩とは思えない言動が木霊している。
とは言うが、彼女等の言う通りからくりである以上疲労の文字は皆無に等しい。このままではいずれ彼女等の言う通りの結末を迎えるのは明白の事だった。
「銀ちゃん、不味いアル。そろそろ私お腹空いてきたアル」
「シリアスな場面で何言ってんだてめぇは。とは言うが俺もそろそろシリアス展開に飽きてきた。さてどうするか?」
この時、銀時の脳内には幾つかの妙案が浮かんでいた。
1.説得してこの場をやり過ごす。
2.突如坂田銀時は秘めた力を覚醒させ敵を瞬殺する。
3.窮地を察し心強い仲間が駆けつけて来てこの場を救ってくれる。
4.どうにもならない。人生とは非情だ。
と、この4つの妙案が浮かんでいた。
「ってな具合に俺的には2か3が良いと思うんだがお前等はどれが良いと思う?」
「いきなり何言い出すんだい銀時。ってか、2とか3とか言われても分からないから!」
新八が居ないので代わりにアルフがツッコミを入れた。因みに銀時の脳内など誰も分かる筈がないのであしからず。
「私的には3がおススメアル! 何か3って言葉に神秘性を感じるアル! 力と技のコラボレーションアルよ!」
「あぁ、やっぱあんた等について行くにはあの眼鏡が居ないと駄目だわ。心底あんたらのボケについていけないわ」
青ざめて頭を抑えるアルフ。相当この二人のボケがきついようだ。
「アルフ! 今はそんな天然パーマのアホな妄想に付き合ってないで手伝ってよ! こっちはバリアジャケット纏ってられる時間が限られてるんだから急がないと不味いんだからねぇ!」
アルフとは打って変わりフェイトはかなり焦っている様子だった。それもその筈。源外の工房からずっとバリアジャケット纏った状態だった為にかなり時間を浪費してしまったのだ。
因みに今の所25分経過している。後5分以内に片をつけないとバリアジャケットが崩壊し元の私服状態に戻ってしまう。
かなりやばい状況でもあった。
「あんだとテメェ! 俺のナイスな妙案をアホな妄想とか抜かすたぁどういう了見だぁゴラァ!」
「妄想を妄想と言って何が悪いの? 因みに私の考えだと4が正解だと思うわね。少なくとも2と3は絶対にありえ
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