第五章
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だ。いいな」
「ではこれからは」
「人は痛みから強くなれるものだ。だが私は」
公爵はここでだ。その言葉に自嘲を入れてきた。そうしてそのうえで言ってきたのである。
「この通りだ。仮面を着けることになってしまった」
「仮面を」
「傷を見られるということは辛い」
このことを言うのである。
「それから逃げている。つまらない臆病者だ」
「いえ、それは違うでしょう」
だが侯爵はこう彼に返すのだった。
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