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Angel Beats! the after story
番外編 大人のデート?
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る。なぜ校門が二つあるのかは分からないが学園祭としては屋台を並べる場所が多いので便利なのかもしれない。
とまぁゆりっぺたちの学園説明は終わりとしてユイと一緒に並ぶ。
案外、人が並んでいるので、学生店員がメニューが書かれた紙を配っている。
「中々本格的なんだな。俺の学園祭にはこんなにメニュー豊富じゃなかったぞ」
なんとかクリームやらコーヒーゼリークレープやら目立つ色で納豆オクラネバネバクレープという学生の悪ふざけが滲み出ているものまであった。
「ナットウオクラ…………」
隣から呪詛のような言葉の呟きを聞こえないふりをする。
そして、俺らの番になったらしく注文する。
「何にするんだ?納豆オクラネバネバクレープ以外でな!」
念には念を、備えあれば憂いなし。一応釘をさしとく。
一瞬ユイの動きが止まったが気にしない。
ユイがメニューをつついて食べたいのを俺に伝える。
それを俺は店員に伝える。
「じゃあ、この一期一会のイチゴ甘々クレープで」
半ばヤケだった。こんな羞恥プレイみたいなものを頼ませるユイを軽く睨むが、してやったりという顔をユイは浮かべていた。
納豆オクラなんたらのせいで完全に見落としていたのを後悔する。
「お待たせしました。一期一会のイチゴ甘々クレープです」
えっ?なんでわざわざ声に出して言うの?なんで俺に渡してくんの?意味が分からず、すぐにユイに手渡す。
それを美味しく食べるユイを見てるとそんなことはどうでもよくなる。地球温暖化も増税もどうでもよくなる。
いきなりイチゴのシロップが付いてるクリームをスプーンに乗せて俺に向けてくる。
「えぇーとそのーあ、あ〜ん」
ちょ、いきなりこれは反則だろ!?あのタダで食う飯はうまいと言ってたユイが俺にあ〜んだと!?
意を決して あ〜んと声に出しながら口を開ける。
「あ〜〜ん」
なにが起きたのか分からなかった。
俺に向けられていたスプーンがユイ自身の口の中に消えていった。
「ん〜〜おいしい〜〜」
「ユ、ユイーッ!自分が何をしたか分かってんのかーーー!!!!」
男心を弄んだ罪重いぞ!
臨戦態勢に入る寸前の俺にまたしてもスプーンが向けられる。
「ひ、ひなっち先輩。あ、あ〜〜ん」
頬を朱く染め、上目遣いのユイ。
「あ〜〜ん」
またしても同じ光景が広がっていた。
「ユゥウウツイーッ!!!またしても!!」
「ひなっち先輩がいけないんですよ!私に
納豆オクラネバネバクレープを食べさせないから!」
「そんなダークマターみたいなもんお前に食わせるわけないだろ!!腹痛で苦しむお前を見たくないんだよ!!」
「ひなっち先輩………」
「ユイ……
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