第181話 True Love
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どのキレ者だ。」
ショールはその場から動かなかったが、しばらくしてから再び歩き出し、医務室を立ち去った。
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ここは銀河の旋律が泊まっている宿、『激情の白兎』。
クロッカスの街にある宿の中では高級ホテルのような所で、1階にある部屋が大広間となっている。その大広間に、100人は優に超える銀河の旋律の魔道士全員が集められた。魔道士達の先頭に立つのは、大魔闘演舞に出場しているキース、カオリ、レヴル、ルチーア、アンナの5人。
そして、大広間の中央にある玉座に座っているのは、銀河の旋律のギルドマスター、シルファ。長い銀髪と長い髭が特徴的な老人だ。右手には先端に六芒星を模ったものが付いている杖を握っている。
シ「銀河の旋律は52ポイントで1位。妖精の尻尾A・Bは46ポイントと38ポイントで2位と3位。妖精の尻尾を潰す事が目的である我々が、妖精の尻尾共にここまで追いつかれるとは・・・キース、どういう事だ?」
ギロリと深い青色の瞳がキースを捉える。
キ「そ・・それは・・・」
キースはシルファから視線を逸らし、言葉に詰まってしまう。
銀河の旋律の魔道士達は皆、シルファに睨まれると何も言えなくなってしまう。それほど目力が強いのだ、シルファは。
シ「カオリ、レヴル。」
深い青色の瞳が今度はカオリとレヴルを捉える。
カ「え・・えっと、そのぉ・・・・」
レ「・・・・・」
カオリとレヴルもシルファから視線を逸らし、言葉に詰まってしまう。
シ「ルチーア、アンナ。」
深い青色の瞳が今度はルチーアとアンナを捉える。
ルチ「ぼ・・ぼぼ、僕は・・・」
ア「わ、私、は・・・」
ルチーアとアンナもシルファから視線を逸らし、何か言いたげな様子だが、やはり言葉に詰まってしまう。
シルファの「はぁ」とため息をつくと、杖を支えにして玉座から立ち上がった。
シ「やはり最初からあ奴等を出場させるべきだったか・・・」
シ以外全「!!!??」
シルファの言葉にその場にいた人間全員が反応する。
キ「か・・帰って来たんですかっ!?」
シ「あぁ。大魔闘演舞の最中にな。」
?「本当は1日で終わる仕事だったけど・・・」
?2「ちょっといろ
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