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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第181話 True Love
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妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士達は、今夜もここ、森の小川(フォーレストブルック)で宴をしていた。遂に2位と3位に躍り出た妖精の尻尾(フェアリーテイル)。ナツは「明日は必ず銀河の旋律(ギャラクシーメロディー)を抜いて首位に躍り出るぞっ!!」とすっかり目標を立ててしまっている。
バーカウンターのテーブルに座って、現妖精の尻尾(フェアリーテイル)ギルドマスター、マカロフと、妖精に尻尾(フェアリーテイル)初代ギルドマスター、メイビスが宴をしているクソガキ共達の事を見つめていた。

メ「明日はいよいよ、3つ巴の対決ですね。6代目。」

マカ「えぇ。いろいろトラブルに巻き込まれながらも、よくここまで辿り着いてくれましたワイ。」

メイビスは幽体。
ギルドの紋章を刻んでいる者にしかその姿は見えない。
だから森の小川(フォーレストブルック)のオーナー、マコトにはマカロフが独り言を言ってるようにしか見えない。マコトは洗い終わった食器を丁寧に拭きながらマカロフの方を見つめて首を傾げた。

メ「Aチームは流石ですね。圧倒的な力を全力で相手にぶつけ、仲間と協力し、仲間の応援に応えながらここまで辿り着いてきたんですもの。」

マカ「普段の行いには頭を悩ませるメンツばかりですが、戦闘や仲間に対しての思いは、誰にも負けないメンツばかりでもありますワイ。」

マカロフの返答に、メイビスは「ふふふっ」と笑う。

メ「Bチームも大したものです。初めて出場したとは思えないほどの凄まじい力を発揮し、洞察力、分析力、観察力を活かしてここまで辿り着いてきたんですもの。」

マカ「あの6人は不思議な奴等ですワイ。仲間が笑い、仲間が悲しむほど、奴等の魔力は増幅し、その魔力が尽きるまで、奴等は魔法を使い続ける。それが例え、自身の命の灯火が燃え尽きようと―――――。」

マカロフの脳裏に浮かぶのはマヤ、リョウ、ユモ、ショール、トーヤ、フレイの6人の笑顔。
6人は時には全力で笑い、時には何かを隠し通すかのように笑い、時には涙を堪えて笑う。
マカロフはそんな6人の笑顔を何度も見てきた。
そんな事を思い出しながら、マカロフはコップに注がれたビールを1口ぐびっと飲む。

メ「そういえば、大魔闘演舞出場メンバーが誰一人いませんね。」

メイビスが酒場全体をぐるりと見渡しながら言う。

マカ「奴等はリョウの様子を見に行きましたですぞ。」

メ「そういえば・・・あの者は、大丈夫なんでしょうか?」

マカ「な〜に、心配無用ですぞ。あいつとは長い付き合いですが、あいつの根性と精神は底知れぬもの。そう簡単にダウンするような奴ではないのです。」

メ「それなら安心です。」

マカロフの言葉にメイビスは納得したように頷き微笑んだ。が、

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