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星の輝き
第38局
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、プロを目指すものとしての碁打ちの譲れないプライドだった。

 すべての受験者たちは、残る後半戦に、全身全霊を傾けていくこととなる。





 

 ……と、参加者は当然のように思っていたが、例外もいた。





−もうボクの敵となる相手は残っていない…。決して油断するつもりはないが、紛れもない事実だ。問題はプロ試験中は勉強会が開けないことか…。土曜日曜の日中がすべて試験で埋まってしまう…。夜は親の許可が取れないから無理だというし…。早く進藤に次の棋譜をもらいたいのに…。とりあえずテスト用のブログを完成させるしかないか。ただ棋譜を張るだけじゃ味気ないし、新聞みたいに途中経過を分けていくのも良いか…。ネット碁の分の棋譜ならデータはすぐに取れるから、こっちで書き起こしておくか…。魅力的なブログにするには、もっと勉強しないといけないな。進藤がすばらしい出来だと思ってくれれば、もっと棋譜を提供してくれるに違いない。…あの本、続編が出てるんだったかな?今度の対戦の帰り、本屋で探さないと…。進藤ともしばらく対局していないし…。昼休みに押しかけるか?いや、それで嫌われては意味がないか…。あ、saiとのネット碁もまたお願いしないと…。

 
 ……、一人例外がいた。




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