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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第361話】
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り、シャルの口からは甘い吐息が漏れ出た。
「い、今のは口が滑ったっていうか何ていうか……その……――あぁもうッ! アタシはアンタが好きよ!! いつの間にか気付いたらアンタが気になってたのよッ! 何か文句ある!?」
そう言ってビシッと俺に向かって指差す鈴音――仁王立ちのその姿と、今現状シャルが行っている行為に――。
「べ、別に文句は無いが……」
声は変わらないが、何とか絞り出した言葉がこれしか出なかった。
シャル自身、鈴音の告白に表情は崩さなかった辺りはやっぱりある程度の予想はしていたのだろう――だがそれよりも、一瞬だけシャルが動かす腰を見るとチラリと見える水色のパンツ――勿論、鈴音からは見えないのだが明らかにこれは俺の理性への挑戦の様に思える。
またはただの悪戯心か、何にしても自分で手淫するのとは違ってその数倍は気持ちよく、下手するとこのまま俺のトランクスが不味い状況になるのでは無いのかと思った矢先、携帯の着信音が鳴り響いた――シャルの携帯だ。
制服のスカートのポケットから携帯を取り出すと、着信が誰かを確認してから取るとそのまま電話に出た。
「ラウラ? どうしたの? ――あ、うん、わかったよ。 直ぐに戻るからね?」
電話の相手はラウラだった様で、通話を切ると携帯をポケットに仕舞い、顔を寄せて耳打ちしてくる。
「……ヒルト、この続きは今度……ね?」
「……〜〜〜〜〜〜!?!?」
軽く耳打ちを終えたシャルの顔は真っ赤に染まっていた――心臓がバクバクと鼓動する、正直――このまま加速し過ぎてヤバイのでは無いのかと思うぐらいだった。
俺から降りると、直ぐ様少しシワになったスカートを直すシャル――と、俺の方へと視線を向けると。
「あ、そうだ。 ヒルト、待ち合わせはどうする?」
「へ? 待ち合わせって、アンタ達何処か出掛けるの?」
これまで指を弄んでいた鈴音がシャルの方へと顔を向けると、シャルは小さく頷いた。
「うん。 週末の日曜日に買い物に行こうって誘ってたの」
――と、シャルがそう言うと鈴音は……。
「あ、アタシもヒルトを誘いに来たんだけど……。 アタシも良い? そのさ、一夏の誕生日に何かあげるんでしょ? 一応アイツの幼なじみだしさ、そういった意味でも助言とか出来るかなーって思って誘いに来たら……あ、アンタ達二人が…………ぷしゅーっ」
言ってる途中で顔がゆでダコみたいに真っ赤に染まり、頭から湯気が出る鈴音。
その指摘に、さっきのキスを思い出してしまい俺も顔が熱くなるのを感じると手で扇いだ。
「僕は構わないよ? ――というより、そのつもりで鈴に言ったもん」
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