コードギアスR2
0632話
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からの移住者が多いというのも人によっては利点だろう。欠点は、向こうの世界に行った以上そう簡単にこの世界に戻って来られないといったところか」
俺の話を聞き、納得したように頷く。ジェレミアの身体の事を考えれば、この世界のサクラダイトがないと色々と拙い事にもなりそうだが、その辺はバトレーを始めとする技術者がいればどうとでもなるだろうし、あるいは魔法でどうにかなる可能性もある。
「2つ目。陽光、あるいは俺達シャドウミラーに所属する。この利点はまず何と言っても戦力だろう。説明した通り、俺達の技術力はこの世界の遥か先をいっている。数で相手を圧倒する為の無人量産機ですらKMFでいえばナイトオブラウンズ専用機でもある第8世代KMFと同等の力を持っているしな。他にも、ここにいるコーネリアはシャドウミラー所属だ。ブリタニア皇族に対して高い忠誠心を持っているお前としては望むところの筈だろう? 後はシャドウミラーである以上、他の世界と比較的自由に行き来出来るという違いもあるな。欠点としては、この世界ではブリタニアを含む戦いに繰り出されるだろうし、あるいは他の世界で巻き起こると思われる戦いにも当然参加して貰う。陽光に所属するとコーネリアとオデュッセウスの違いはあれど、ブリタニア皇族に対する忠誠を尽くせるのは同じだな。ただし、使用機体がシャドウミラーの物ではなくKMFがメインになるというのと、他の世界の戦いに参加しなくても構わないという違いはある」
真面目な顔をして頷くジェレミア。
そんなジェレミアを眺めつつ、最後の選択肢を口にする。
「3つ目。最後の選択肢。それは黒の騎士団に合流する事だ」
「ブリタニアではなく、か?」
ピクリと身体を僅かに動かした後、そう尋ねてくるジェレミア。
「そうだ。黒の騎士団と因縁の深いお前が合流するのは難しいだろうが、それに関しては俺の方で手を打とう。お前が気にしているゼロ。……いや、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアに関しても少しだけだが伝手がある」
ルルーシュと伝手があるという言葉に、再び反応を示すジェレミア。この辺は忠義云々じゃなくて複芸が苦手な証だろうな。いや、俺も人の事は言えないんだが。バトレーも同様に驚愕の表情を俺へと向けている。
「この選択肢の利点はお前がルルーシュと会える事か。色々と聞きたい事があるんだろう?」
「それは……」
「いや、別に無理に聞こうとは思わないさ。ただ、正直この選択肢は余り進めないがな」
「……その理由を聞いても?」
「まず間違い無く俺達と戦う事になるからだ。黒の騎士団は中華連邦の庇護にいるようなものだから、援軍の要請をそう何度も断る事が出来ないだろうし、ゼロにしてみればギアス響団に関しての資料やら研究データやらも欲しい筈だ。他にも、かつてブラックリベリオンを
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