コードギアスR2
0632話
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、バトレーの方へと視線を向けると、こちらもまた興味深そうに俺へと視線を向けている。まぁ、ギアス響団に缶詰になっていたんだから、この陽光にやってきて大まかな事情は知ったのだろうが、正確な情報は知らないのだろう。
「まず、ここは元々中華連邦と呼ばれていた土地だ。そこを俺やコーネリア、あるいは元中華連邦の黎星刻という奴等が奪い取って国を建国した訳だ」
そう言い、陽光の概略やメンバーを説明していく。
さすがに名目上とは言ってもオデュッセウスが国の代表、御輿的な役割をしていると聞き2人共驚いてはいたが、その後も説明を続けて行く。
そして10分程が経ち……こっちの事情を大体は知っているバトレーはともかく、ジェレミアは唖然とした視線を俺へと向けていた。
「アクセル・アルマー、お前があの不死身のV.V.を殺したというのか?」
さすがに不死身だというのは知っていたらしいジェレミアの言葉を聞き、空間倉庫からV.V.の石像を取り出す。
何も無い空間からいきなり現れた石像に驚愕の目を向けていた2人だったが、それがV.V.であると知ると、その驚愕は更に大きなものになった。
「これは……V.V.!?」
「正解だ。別にV.V.をモチーフにした石像という訳じゃないぞ。正真正銘、本物のV.V.だった存在だ。俺の力で石像にした。この石化能力は、使用者である俺にも解除は不可能だからな。V.V.は死んだと言ってもいいだろう。あるいはまだ石化の状態で生きている可能性もあるが、この状態だともし生きていてもその方が辛いだろうな」
俺の言葉が信じられないのか、あるいはそれよりも驚きの方が勝っているのか。2人は俺とコーネリアの見ている前でV.V.の石像を触ってその存在を確かめている。
そのまま数分が過ぎ、ようやく目の前の石像がV.V.であると納得したジェレミアへと視線を向ける。
「さて、ジェレミア。お前には現在3つの道がある」
「3つだと?」
「ああ。もちろん正確には他にも取るべき道はあるかもしれないが、俺が提示出来るのは3つだな」
その言葉を聞き、ジェレミアが小さく頷き俺へとじっと視線を送ってくる。
そんな視線を受けながら、まず示すのは第1の道。
「1つ目。それはバトレーや他の研究者達と共に異世界の火星へと出向き、テラフォーミング作業を続ける事だ。この選択肢の利点は、ギアス響団に属していたとしても向こうの世界にはその件を知っている者はいないし、それを知っても特に驚かれない事。何しろ魔法とかが普通に存在しているからな。他にも闘技場や賞金稼ぎ、トレジャーハンターとかがあるから、腕に覚えがあれば金や名誉に困る事はないだろう。また、向こうの火星はテラフォーミング作業をやっている関係や、手付かずの広大な大地がある関係上、他の世界
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