タッグロワイヤルバトルと無人機襲撃と金色の重装甲機……です。
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が加算される。最終的に脱落者がいなかった場合、そのポイントの最終値で勝敗を決するものだ。
簪はいま考えても仕方がないかと自分に言い聞かせて再び歩き出す。
「今日の定食は何かな?」
「鰆の塩焼き定食と渡り蟹のグラタン定食だったはず。」
「ん〜……悩むねぇ。」
「……同意する。」
二人は食事を楽しみにしながら更衣室に向かうのであった。
●
○sideシャルル
「天地、ホントに僕でよかったの?」
「……いや、そもそもだな。俺意外と組んで女子だって事がばれたら厄介だろうがよ?」
「……あ。」
僕をタッグロワイヤルのパートナーに誘ってくれたのは天地だった。
一度だけ天地のISと手合わせをした事があったけど、彼は強かった。
操縦技術は並みではないし力だって男子ということもあり強い。一夏との模擬戦だって互角の勝負をする。
何よりも強気で彼は攻めに入っていて相手に反撃の隙を与えない。
正直に言って相手にしたくない戦闘タイプだと僕は感じた。
でも、いざ味方になれば話は変わってくる。同調戦線の腕も優れているし、何よりも暫定パートナーに完全に合わせてうごける彼はすごいと思った。
「その辺の考慮も入れればその結論に至った。……他意はないといえば嘘になるが……。」
「……え?」
「正直に言えばお前が良かったってだけだよ。あんまり気にスンナ。」
目をそらす天地の顔は若干赤みを帯びている。……照れてるようで、僕はそんな天地がかわいく思えた。
「うん。じゃあよろしくね、天地。」
「おう、任せろ。」
こうして僕と天地はパートナーになることが決まった。
安心して天地と戦うことを決めるのと同時に僕は彼を全力でフォローしようと心に誓う。
「んじゃ、明日から放課後にパターンのセッションとお互いの弱点洗い出し……がんばるか。」
「うん!」
●
○Noside
「……え?箒ちゃんに専用機?」
簪との模擬戦明けである今日。春奈はひどく困惑していた。
「うむ、昨日に姉さんから呼び出しを受けて某所で渡された。アスラン、挨拶を。」
[初めまして、だな。織斑春奈。]
目の前に浮遊する小人を見て春奈は目を丸くした。そして、驚いた。
「……アスランッ!?」
「……どうかしたのか?」
春奈は驚きと戸惑いを隠すこともできずに仰け反ったのには無理もないだろう。
彼女は前世での記憶を持ち合わせてこの世界に生まれた。それが大きな理由である。
「い、いえ。なんでもないんです、何でも……」
春奈の、その態度に訝しげな視線を突きつける箒だったがまあいいかというとアスラ
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