30話
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はい)」」
夕は二人を連れてクラナガンの町に向かった。
クラナガンの町に着くと二人は目を輝かせる。まぁ二人の年齢だと両親が一緒でもないと来ることはできないからな。
「ひさしぶりのクラナガンだ!」
「ユウさん。あのお店見に行きましょう!」
「二人とも興奮するのはわかるが、すこし落ち着こう。時間は有限だから本当に行きたい店を選んでから行くぞ」
「「は〜い」」
夕は興奮する二人を落ち着かせてから町を回った。2時間ほど回ったところで二人の体力が減ってきたので近くのファミレスに入る。通されたのは窓際の席だった
「デザートくらいなら奢ってやるから好きなの頼んでいいぞ」
「わ〜い!」
「ありがとうございます!」
聖王教会からかなりの額をもらっている夕にしてみれば二人に奢るくらいは負担ではなかった。
「あっ!」
幸せそうにケーキを食べていたヴィヴィオは外を見て声を上げる。
ヴィヴィオが見ていたのは窓の外に見えるビルの巨大液晶に映った映像だった。
「あれは去年DSAAの映像だな」
夕はその映像が魔法戦競技会のものであることがわかった。
「すごいですよね。あんなに戦えるなんて」
「ああ。さすがは上位の選手だな。なぁヴィヴィオ……………ヴィヴィオ?」
夕の呼びかけにヴィヴィオは反応を示さなず、食い入るようにテレビを見ていた。
「聞こえてませんね」
「まぁまだ時間はあるから気がすむまで見せてやればいいだろう」
「そうですね」
二人はヴィヴィオをそのままにして食事を続けた。そして20分ほどで映像が終り、ヴィヴィオが意識がこちらに戻ってきた。
「ねぇ、夕?」
「おっ戻ってきたか、何だ?」
「夕は大会にでないの?」
「は?」
突然、何を言い出すんだこの子は?
「だから〜夕は大会にでないの?夕は強いのに!」
「え?ユウさんって強いの?」
「うん!パパやママ、道場の人にも勝っちゃうんだよ!」
「…ヴィヴィオのパパやママがどのくらい強いのかは分かりませんが、道場の人よりも強いって事はかなりの実力者ってことですよね?」
ヴィヴィオにより夕の強さが説明されていく。
「おいヴィヴィオ、大げさに言いすぎだ」
夕は止めに入る。コロナはまだヴィヴィオの親の正体を知らない。もし知ったら俺はエース・オブ・エースや三提督直属部隊の隊員に勝ったことになる。勝ったのは事実だがそれを知られると面倒なことになる。
「大げさなんですか?」
「確かにヴィヴィオに言う通りヴィヴィオの両親や道場の人に勝ったことはあるがまぐれ見たいなもんだ。もう一度戦ったら負ける」
「え〜!でももがっ!」
夕は自分の食べていたケーキでヴィヴィオの口を塞ぐ。これはなのは逹にも口裏を合わせ
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