第一章 精霊
第5話 敵と味方
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、トメって…」
士道「お前も家康って何だよ!?歴史上の人物じゃねーか!」
少し言い争ったが、話をすぐに元に戻す。
士道「十香……」
十香「十香……十香か。私の名だ。素敵だろ士道!当麻!」
上条「そうだな」
3人が笑顔になる。だが上条はなんで″精霊が狙われるのか″、ますます分からなくなった。
上条は自分の顎に手を当てて考えるが、わからない。
上条は精霊……十香の方を見ると黒板に『十香』と漢字で書いてあった。
士道が教えたのだろう。
すると、
上から砲撃がきた。
上空を見ると、と数名のASTがこちらに発砲しているのが見える。
あの一瞬の隙に十香が結界を張ってそれを防いでいた。
十香「士道、当麻、早く逃げろ。同胞に撃たれることになるぞ」
士道「何言ってるんだよ!俺たちはおまえと話にきたんだ!」
上条「……とにかく、逃げる訳にはいかないんだよ」
といって上条と士道は逃げなかった。
十香もその気持ちを受け取り、結界を張ってその場に座る。
そして上条は考える。
精霊は何者なのか。幻想殺しが反応したので彼女の……少なくても剣は異能の力ということになる。
魔術の可能性も考えた。でも少し違う気がする。
すると電話が鳴った。相手は一方通行だ。
上条「どうした?」
一方「ASTの増援がそっちに向かってる」
上条「何!?」
つい大きい声で言ってしまった。これに士道と十香が反応する。
士道「どうした?」
十香「何かあったのか!?」
上条「ASTの増援がこっちに向かってるらしい!」
士道「え!?」
2人が上を見上げる。幸いまだ、増援はこちらには到着していない。
今は2人が黙っているため、電話の声が2人も聞こえる。
一方「で、どォすンだ?」
上条「……どうするって?」
一方「決まってンだろ。ASTか精霊、どっちの味方をするかだよ」
上条「……え?」
一方「あの時は決めてなかったからなァ……俺達はどっちの道を選ぼうが構わねェ」
士道と十香が上条の方を……心配そうに見ている。
上条の顔に変化はない。
だが、
もしかしたら、この場で敵になるかもしれない。
そうなれば、十香はますます人間を信じられなくなる。
そして、
恐らく十香の心は崩壊する。
そして、
運命の鍵を握る上条の口が開かれた。
上条「決まってるだろ…」
上条「精霊を助けるぞ!」
上条の声が響いた……ような気がした。
少なくても十香の心の中には届いたはずだ。
この言葉を聞
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